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Telefonicaが欧伯注力で中南米事業をスピンオフ、売却も視野か



スペインのTelefonicaは新たな行動計画のもとで事業を展開すると発表した。

Telefonicaは2019年11月27日に開催した同社の取締役会で新たな行動計画を承認しており、それに伴い新たな行動計画の実行に向けて取り組みを進める。

新たな行動計画は次の100年に備え、Telefonicaに変革をもたらすため策定されており、新たなTelefonicaの始まりとしている。

Telefonicaは複数の国で移動体通信事業を手掛けるが、新たな行動計画では本拠を置くスペインのほか、英国、ドイツ、ブラジルの4ヶ国を最重要市場として優先順位を付ける。

スペイン、英国、ドイツ、ブラジルは成長の可能性を秘めた大規模な市場と認識し、さらなる成長を目指して投資を集中させる方針である。

一方、メキシコ、アルゼンチン、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラを対象としたブラジルを除いた中南米事業は統括会社を新設してスピンオフする計画という。

Telefonicaは同社の歴史を中南米事業なしで理解することはできず、Telefonicaの成長に貢献してきたと中南米事業の歩みを振り返った。

ブラジルを除いた中南米事業は数年前まではTelefonicaの成長の原動力であったが、近年は現地の従業員の多大な努力にもかかわらずTelefonicaに対する貢献度が下がり、規制環境、競争環境、不安定な為替変動など様々な状況がTelefonicaの事業に影響を与えていると明らかにした。

具体的な国までは挙げていないが、特にベネズエラは国自体が困難な状況にあり、ベネズエラの状況はTelefonicaの事業にも影響を与えていたことが分かっている。

持続可能な方法で顧客に最高の価値を提供するために、ブラジルを除いた中南米事業をスピンオフして専門的に管理を行うという。

2019年にはTelefonicaはコスタリカ、ニカラグア、パナマの事業をルクセンブルクのMillicom International Cellular (MIC)に、エルサルバドルおよびグアテマラの事業をメキシコのAmerica Movilに売却しており、ブラジルを除いた中南米事業も売却を視野に入れてスピンオフする可能性がある。

Telefonica

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