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武漢市の企業活動停止はレノボやモトローラに影響、特にmotorola razrも


中国政府は湖北省の省都・武漢市を中心とした状況を踏まえて湖北省では企業活動の再開を2020年2月14日以降に延期するよう要請した。

中国では2020年1月24日から2020年1月30日までが春節連休と規定されていたが、中国政府は春節連休を2020年2月2日まで延長していた。

春節連休が明けても地域によっては中国政府の要請に基づき企業活動の再開が認められておらず、湖北省では企業活動の再開は2020年12月14日以降と通知されている。

湖北省を中心に中国に拠点を有する企業は何らかの影響を受けると思われ、携帯電話分野では中国を拠点とする香港特別行政区のLenovo Group (聯想集団)の傘下企業各社は影響を受ける可能性が高い。

Lenovo Groupの傘下企業としては中国のLenovo (Beijing) (聯想(北京))がLenovoブランド、米国のMotorola Mobilityがmotorolaブランドでスマートフォンまたはタブレットなどの携帯端末を展開しているが、両社とも武漢市で一部の機種を製造している。

Motorola Mobilityの唯一の自社工場が武漢市に位置し、子会社で中国のMotorola (Wuhan) Mobility Technologies Communication (摩托羅拉(武漢)移動技術通信)を通じて工場を運営する。

Motorola (Wuhan) Mobility Technologies Communicationの工場ではLenovo (Beijing)が販売するスマートフォンとタブレットの一部、Motorola Mobilityが販売するスマートフォンの一部を製造し、Motorola (Wuhan) Mobility Technologies Communicationの工場で製造する機種は他工場で製造していない場合も多い。

参考までに、Motorola (Wuhan) Mobility Technologies Communicationの工場で製造する機種の一部としては、Lenovo Z6 Pro 5Gmotorola onemotorola one visionmotorola one powermoto g6moto g7 plusなどが挙げられる。

また、Lenovo Groupおよび武漢市政府傘下の武漢市互聯網信息弁公室によるとmotorola razrも武漢市で製造するため、motorola razrもMotorola (Wuhan) Mobility Technologies Communicationの工場で製造する模様である。

2019年12月には武漢市の武漢国際博覧中心で第3回中国工業設計展覧会を開催し、motorola razrを展示して武漢市での製造を意味する「武漢制造」として大々的なアピールも行っていた。

武漢市を含めた湖北省の企業活動の再開が延期されたことで、Motorola (Wuhan) Mobility Technologies Communicationがスマートフォンの製造を行えず、供給に影響を及ぼす可能性が懸念される。

特に折り畳めるフォルダブルディスプレイを搭載したmotorola razrに関してはフォルダブルディスプレイの調達にも影響を及ぼす見通しである。

これまでに、motorola razrのフォルダブルディスプレイは中国のTCL China Star Optoelectronics Technology (TCL華星光電技術)およびBOE Technology Group (京東方科技集団)から調達すると伝えられている。

TCL China Star Optoelectronics Technologyの親会社で中国のTCL Corporation (TCL集団)はmotorola razrにフォルダブルディスプレイを供給する主要なサプライヤの1社であることを認めており、少なくともTCL China Star Optoelectronics Technologyが供給することは決定的となっている。

BOE Technology Groupの場合、フォルダブルディスプレイは四川省の省都・成都市のB7工場および四川省綿陽市のB11で製造するため、湖北省内の企業よりは早期に稼働を再開できると思われる。

一方、TCL China Star Optoelectronics Technologyの場合、フォルダブルディスプレイは関連会社で中国のWuhan China Star Optoelectronics Semiconductor Display Technology (武漢華星光電半導体顕示技術)が運営する武漢市のt4工場で製造するため、製造の再開は企業活動の再開と同様に2020年2月14日以降に遅れる。

2019年12月に武漢市当局が「武漢制造」とアピールしたばかりのmotorola razrであるが、フォルダブルディスプレイの製造も本体の製造も武漢市で行われるため、他機種よりも武漢市の企業活動の停止に伴う影響が大きいと考えられる。

motorola razrは一部の国で2020年2月6日より販売を開始するが、売り切れまたは再入荷が大幅に遅れる可能性も考えられるため、状況を注視しておきたい。

なお、Lenovo Groupによると同社傘下企業各社を合算すると、湖北省内の企業としては輸出入額の規模が3年連続で1位となるなど、Lenovo Groupは湖北省への経済的な貢献も大きいという。

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