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日本の携帯電話大手3グループが5Gを3月に開始、当初のNR Bandが確定


日本の移動体通信事業者(MNO)であるNTT DOCOMO、auを展開するKDDIおよび同社の連結子会社のOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)、SoftBankは2020年3月下旬に第5世代移動通信システム(5G)を商用化する。

NTT DOCOMOは2020年3月25日、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは2020年3月26日、SoftBankは2020年3月27日に5GのNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始することが決まっている。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は5G向け周波数としてサブ6GHz帯の3.7GHz帯および4.5GHz帯、ミリ波(mmWave)の28GHz帯の割当を実施しており、NTT DOCOMOは3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯、NTT DOCOMO以外の移動体通信事業者は3.7GHz帯と28GHz帯の割当を受けた。

ただ、5Gサービスの商用化当初は5G向けに割当を受けたすべての周波数を使用するわけではない。

NTT DOCOMOは3.7GHz帯と4.5GHz帯、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは3.7GHz帯のみ、SoftBankも3.7GHz帯のみを使用する。

なお、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは地域ごとに連携する1の者として周波数の割当を受けており、3.7GHz帯は隣接しない100MHz幅と100MHz幅の合計200MHz幅を使用できるが、まずは低い100MHz幅のみを使うことが分かっている。

NR方式の周波数はNR Bandとして定義されており、5Gサービスの商用化当初に導入するNR BandはNTT DOCOMOがFR1のn78とn79、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneがn78のみ、SoftBankがFR1のn77のみとなる。

n78は世界で最も採用数が多いNR Bandで、n77の商用化はSoftBankが世界で初めてである。

世界的にはn78に対応した端末の流通量は多いが、NR BandやE-UTRA-NR Dual Connectivity (EN-DC)の組み合わせさえ一致すれば必ずNR方式に接続できるとは限らないため留意しておきたい。

28GHz帯は各社とも共通のNR BandでFR2のn257となるが、5Gサービスの商用化当初は対応機種が販売されないため使用することができない。

NTT DOCOMOは2020年6月以降、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは2020年夏以降、SoftBankは開設計画から2021年3月頃に28GHz帯の使用を開始する見込み。

なお、日本では2020年4月8日に新規参入するRakuten Mobile (楽天モバイル)も5Gサービスを準備しており、2020年6月に5Gサービスを商用化する計画である。

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