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ソフトバンクがSoftBank 5Gを開始、世界初のn77



SoftBankはSoftBank 5Gを商用化した。

2020年3月27日よりSoftBankブランドの携帯電話サービスにおいてSoftBank 5Gの提供を開始している。

SoftBank 5Gは標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスである。

SoftBankは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)よりNR方式の周波数としてサブ6GHz帯では3.7GHz帯の100MHz幅、ミリ波(mmWave)では28GHz帯の400MHz幅の割当を受けている。

3GPPではNR方式の周波数がNR Bandとして定義されており、SoftBankが導入するNR Bandは3.7GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となる。

ただ、n257は2021年3月頃に使用を開始するため、SoftBank 5Gの商用化の当初はn77のみを使用する。

これまでに世界的にn77を導入した移動体通信事業者(MNO)はなく、SoftBankが世界で初めてn77で5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。

NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成と、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されている。

当初はNSA構成を導入するため、LTE方式とNR方式のデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity:EN-DC)を実装してLTE方式とNR方式で同時通信を行う。

SoftBank 5Gの通信速度はEN-DCを適用して同時通信を行う場合の数値が公表されており、NR方式がn77で下り最大2.0Gbps/上り最大103Mbpsに達する。

2020年3月27日よりSoftBank 5Gに対応した機種の販売も開始しており、まずはSHARP製のスマートフォン「AQUOS R5G (908SH)」および中国のZTE (中興通訊)製のスマートフォン「ZTE Axon 10 Pro 5G (902ZT)」の2機種を取り扱う。

ZTE Axon 10 Pro 5G (902ZT)はSoftBankブランドのラインナップでは約2年半ぶりのZTE製のスマートフォンとなる。

なお、SoftBankは2012年2月20日に4Gと呼称することが容認されているLTE方式と高い互換性を確保したAXGP方式に準拠したSoftBank 4Gを商用化しており、約8年ぶりに新世代の通信方式に準拠したサービスを商用化した。

SoftBank

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