楽天モバイルのSIMカードが到着、開通手続きを実施
- 2020年04月08日
- Rakuten-総合, Report
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は2020年4月8日に移動体通信事業者(MNO)として提供する楽天回線の携帯通信サービスを商用化した。
楽天回線の携帯通信サービスは正式な料金プランがRakuten UN-LIMITの1種類で、先行申し込みを2020年3月3日より受け付けてきた。
筆者は2020年3月3日に先行申し込みを行い、2020年4月8日の午前中にSIMカードを受け取ることができた。
楽天回線の携帯通信サービスの利用を開始するためには開通手続きを行う必要がある。
Rakuten Mobileは物理的なSIMカードとeSIMを用意しているが、筆者は新規契約で物理的なSIMカードを選択したため、端末にSIMカードを装着して電源を入れるだけで開通手続きを行えた。
APNは自動で設定および選択されたため、端末の電源を入れて待機するとデータ通信の利用が可能となり、わずか数十秒で簡単に開通手続きを完了できた。
端末や場所によって正常に開通手続きを行えない場合があり、Rakuten Mobileとしては楽天回線の対応機種を使用し、楽天回線またはパートナー回線のエリア内で電波状態が良好な窓際もしくは屋外において開通手続きを行うよう案内している。
筆者は楽天回線の対応機種としてはSHARP製のAQUOS R compact SH-M06のみを所有しているため、開通手続きにはAQUOS R compact SH-M06を使用した。
なお、楽天回線の対応機種はRakuten Mobileの公式ウェブサイトに掲載されている。
AQUOS R compact SH-M06はソフトウェアのアップデートを通じて楽天回線に対応したため、事前にSHARPが2019年12月3日より提供を開始したソフトウェアのアップデートを適用する必要がある。
電波状態はあらかじめAQUOS R compact SH-M06でネットワークの検索を行い、パートナーエリアの電波状態が良好であることを確認しておいた。
AQUOS R compact SH-M06の場合は設定からネットワークとインターネット、モバイル ネットワーク、詳細設定でネットワークを自動的に選択の項目をOFFにするとネットワークの検索を行える。
ほかの端末でもネットワークを検索する機能を有するため、同等の項目からネットワークを検索すれば問題ない。
一部の端末を除いてネットワークを検索する場合は基本的にSIMカードを装着する必要があり、Rakuten Mobile以外のSIMカードを装着してもネットワークを検索できる。
楽天回線の対応機種を使用してネットワークの検索を行い、Rakutenまたは440-11を検出すればRakuten Mobileが整備した楽天回線のエリアとなる。
440-53を検出すればパートナー回線のエリアであるため、Rakuten Mobileがローミング協定を締結したKDDIまたはOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)のネットワークを使える。
なお、Rakuten MobileのSIMカードを装着時は基本的に440-53もRakutenと表示されるほか、一部の端末はRakuten MobileのSIMカードを装着していなくとも440-53もRakutenと表示する場合があるため、可能であれば440-11または440-53を明確に区別して表示できる状態で確認することを推奨したい。
Rakutenまたは440-11、440-53いずれも検出できない場合は、楽天回線もパートナー回線も利用できない可能性が高いため、ほかの場所で開通手続きを行う方が無難である。
筆者の居住地では440-53のみを検出したため、パートナー回線を利用することになるが、問題なく開通手続きを行うことができた。
開通直後にAQUOS R compact SH-M06の本体で設定からSIMのステータスを確認すると電話番号は不明と表示されたが、本体を再起動すると070-83から始まる電話番号が正常に表示された。
当然ながら、AQUOS R compact SH-M06ではRakuten Linkの利用登録も問題なく行えた。
今般の状況を考慮して当面は外出を自粛する方針のため、当面はパートナー回線のエリアのみで利用することになるが、近所にRakuten Mobileの基地局の設置を確認できているため、早期の開局を期待したい。
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Rakuten MobileのSIMカードとAQUOS R compact SH-M06
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