NTT東日本、ローカル5Gの無線局免許を取得
- 2020年04月17日
- Local 5G
Nippon Telegraph and Telephone East Corporation (東日本電信電話:以下、NTT東日本)はローカル5Gの無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページで無線局免許の情報が公開された。
NTT東日本は2019年12月24日に総務省へローカル5Gの無線局免許を申請したことを正式に発表しているが、電波利用ホームページを参照すると2020年4月10日付けでローカル5Gの無線局免許を取得した。
NTT東日本が取得したローカル5Gの無線局免許は1局で、基地局の設置場所は東京都調布市である。
周波数はミリ波(mmWave)の28GHz帯で、28200~28300MHzの100MHz幅となる。
また、ローカル5Gの無線局免許と併せてLTE方式と高い互換性を確保した自営広帯域移動無線アクセスシステム(以下、自営BWA)の無線局免許も2020年4月10日付けで取得したことが判明している。
自営BWAの無線局免許も1局で、基地局の設置場所は調布市となっている。
周波数は2.5GHz帯で、2580~2590MHzの10MHz幅を利用できる。
ローカル5Gは第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入できるが、ローカル5Gの導入初期はNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成ではなく、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
NSA構成ではNR方式に接続するためにはアンカーバンドとして機能するLTE方式への常時接続が必要となり、アンカーバンドとして使用するために自営BWAの無線局免許を取得したと考えられる。
NTT東日本は調布市に所在するNTT中央研修センタを設置場所としてローカル5Gの無線局免許を申請したことを正式に公表しており、ローカル5Gの無線局免許の取得に伴い、NTT中央研修センタでローカル5Gの基地局の開設および各種検証を進めると思われる。
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