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豪州のTelstra、26GHz帯の5Gを利用可能に



豪州の移動体通信事業者(MNO)であるTelstraはミリ波(mmWave)の26GHz帯を使用した第5世代移動通信システム(5G)の利用を可能にすると発表した。

Telstraは豪州および大洋州では初めて、世界では7番目と早いタイミングでNR方式に準拠した5Gサービスを導入し、周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯で運用してきた。

新たにミリ波(mmWave)の26GHz帯を使用した5Gも導入し、最新の技術を早期に提供すると説明している。

26GHz帯の5Gは極めて限定的なエリアで広い帯域幅の利用が可能で、高トラヒックエリアを中心に26GHz帯の5Gの整備を進める計画である。

ただ、豪州では5G向けに26GHz帯の正式な割当が実施されておらず、26GHz帯の5Gの本格的な展開は2021年以降となる。

Telstraはニューサウスウェールズ州の州都・シドニーで1ヶ所とクイーンズランド州の第2の都市・ゴールドコーストで2ヶ所、豪州全体では合計でわずか3ヶ所と極めて限定的ながら試験用に26GHz帯の5Gの運用が認められている。

2020年5月26日に26GHz帯の5Gに対応したモバイル無線LANルータとして中国のZTE (中興通訊)製のTelstra 5G Wi-Fi Proを発売しており、Telstra 5G Wi-Fi Proを所有かつ5Gに対応したプランに加入していれば、試験用に運用する26GHz帯の5Gを利用できる。

なお、NR Bandは3.5GHz帯がFR1のn78で、新たに導入する26GHz帯がFR2のn258である。

豪州の政府機関で電気通信分野などの規制を司る豪州通信メディア庁(Australian Communications and Media Authority:ACMA)は2019年10月25日に5G向けの26GHz帯を2021年の初めに割当することを決定した。

26GHz帯は25100~27500MHzの2400MHz幅を5G向けに確保しており、NR Bandはn258を導入できる。

n258はグローバルで採用が想定される26GHz帯で、将来的にはアジア、中東、欧州などでも順次割当および導入が進む見込み。

Telstra

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