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SIMフリー版のSony Xperia 10 IIを準備中か、PM-1286-BVが技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報が更新された。

Sony Mobile Communications製のLTE/W-CDMA/GSMA端末「PM-1286-BV」が2020年2月28日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は003-200013。

モバイルネットワークはLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 1500(B21)/900(B8)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII)/800(VI/XIX) MHzで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しており、2.4GHz帯に加えて5GHz帯の無線LANも利用できる。

PM-1286-BVは未発表端末のType Numberと思われる。

PM-128x-BVはSony Xperia 10 IIのType Numberに該当する。

日本向けのSony Xperia 10 IIの型番としてはNTT DOCOMO版のSO-41A、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が販売するau版のSOV43、SoftBankが販売するY!mobile版のA001SOの存在が判明しており、いずれもすでに販売を開始している。

日本国内の対応周波数はSO-41AがLTE (FDD) B1/B3/B21/B19, W-CDMA I/VI/XIX、SOV43がLTE (FDD) B1/B3/B18/B26, LTE (TDD) B41, W-CDMA I、A001SOがLTE (FDD) B1/B3/B/B28, LTE (TDD) B41, UMTS I/VIIIとなるため、PM-1286-BVはSO-41A、SOV43、A001SOのいずれのType Numberでもないことが分かる。

また、国際向けのSony Xperia 10 IIの型番としてはXQ-AU51およびXQ-AU52が存在するが、いずれもLTE (FDD) B18/B19/B21/B26には非対応となるため、その時点で国際向けの可能性も完全に除外できる。

SO-41A、SOV43、A001SOの対応周波数すべてを利用できることになり、世界的にみて日本の移動体通信事業者(MNO)のみが導入するB21にも対応することから、日本向けでオープンマーケットおよびRakuten Mobile (楽天モバイル)を含めてSIMロックフリーで展開する可能性が考えられる。

ただ、Sony Mobile Communicationsの場合は過去にSIMロックフリーと思われる型番が工事設計認証を通過しても、製品化を見送ったと推定される事例があるため、その点は十分に留意されたい。

なお、認証業務を実施したDSP Researchは工事設計認証などの業務を行う者として、総務大臣の登録を受けた登録証明機関である。


総務省 電波利用ホームページ

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