Afrioneがアンゴラでスマホ製造工場を開設へ
- 2020年07月09日
- Android関連
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英国のCONTEC – GLOBAL GROUPの子会社でナイジェリアのAfrioneはアンゴラで携帯端末の製造を行う工場を開設することが分かった。
Afrioneは2016年に設立および事業を開始した企業で、ナイジェリアの最大都市・ラゴスを拠点としてナイジェリアでスマートフォンの研究開発、製造、販売を行う。
最先端の研究開発施設を開設したほか、工場ではスマートフォン、フィーチャーフォン、ベーシックフォン、タブレットなど携帯端末全般の製造を行い、ナイジェリア政府とも協力して若年層を中心に雇用機会を創出している。
Afrioneはナイジェリアと同様の取り組みをサブサハラアフリカの各国に拡大することを目指しており、アンゴラで携帯端末の製造を行う工場を開設することになった。
アンゴラではルアンダ-ベンゴ特別経済地域に含まれるルアンダ州のビアナに工場を開設する。
初期の段階では携帯端末の製造ラインにおける150のポジションで雇用を創出し、従業員の80%を現地採用とする方針である。
最も安価な携帯端末は約3,000~4,000アンゴラクワンザ(約560~750円)、最も先進的な携帯端末は約200,000アンゴラクワンザ(約37,000円)と見込んでいる。
最も安価な携帯端末は機能を必要最低限に抑えたベーシックフォンと思われ、最も先進的な携帯端末はミッドレンジのスマートフォンとなる見込み。
また、カビンダ州、ウイジェ州、ウアンボ州、ベンゲラ州には事務所も開設する方針で、アンゴラ全土で携帯端末を販売するための体制を整備する計画と思われる。
アンゴラはアフリカの国々の中でも携帯電話サービスの人口普及率が低く、それだけにスマートフォンをはじめとする携帯端末の普及も遅れている。
ただ、38年にもわたる長期政権が2017年に終りを迎え、新政権下では2社の移動体通信事業者(MNO)の新規参入を許容し、移動体通信事業者を4社体制として携帯電話サービスの普及を目指すことになった。
早ければ2021年第1四半期には3社目の移動体通信事業者となるAngorascom Telecomunicacoesが携帯電話サービスを商用化する可能性があり、携帯電話サービスの普及に伴い携帯端末の販売需要も増大する見込み。
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