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KDDIがアップデート適用後のau 5Gの速度別対応エリアを公開



KDDIはau 5Gの通信速度別の対応エリアを更新した。

KDDIは2020年3月26日より第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスをau 5Gとして提供しており、auの公式ウェブサイトでは通信速度別の対応エリアを掲載している。

au 5Gの商用化当初より通信速度は下り最大2.8Gbps/上り最大183Mbpsで提供しているが、ソフトウェアのアップデートを適用すると韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のGalaxy S20 5G SCG01、SHARP製のAQUOS R5G SHG01、Sony Mobile Communications製のXperia 1 II SOG01は下り最大3.4Gbpsに高速化、Samsung Electronics製のGalaxy S20+ 5G SCG02およびGalaxy S20 Ultra 5G SCG03、SHARP製のSpeed Wi-Fi 5G X01 (SHR01)は下り最大4.1Gbps/上り最大481Mbpsに高速化する予定である。

これまでは、au 5Gの下り最大2.8Gbps、下り最大2.1Gbps、上り最大183Mbpsの対応エリアを案内していたが、新たに2020年7月時点の下り最大3.4Gbps、下り最大4.1Gbps、上り最大481Mbpsの対応エリアも公開した。

なお、中国のZTE (中興通訊)製のZTE a1 ZTG01は発売当初より下り最大2.1Gbps/上り最大183Mbpsで、ソフトウェアのアップデートによる通信速度の高速化は行われない。

下り最大3.4Gbpsと下り最大4.1Gbpsの対応エリアは埼玉県と広島県の一部エリア、上り最大481Mbpsの対応エリアは埼玉県、東京都、神奈川県、富山県、静岡県、愛知県、大阪府、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、佐賀県、熊本県の一部エリアとなっている。

au 5Gの通信速度はNR方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で同時通信を行うE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用時の通信速度を公表しており、NR方式はFR1ではn78またはn77の100MHz幅、FR2ではn257の400MHz幅を使用する。

FR1ではn78を先行して整備しており、n77は運用していないため、当初はn78の100MHz幅となる。

n257は1コンポーネント・キャリアあたり100MHz幅で、4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)を実装して400MHz幅を使う。

n78とLTE方式の同時通信で下り最大3.4Gbps、n257とLTE方式の同時通信で下り最大4.1Gbpsを実現することになる。

LTE方式の通信速度でau 5Gとしての通信速度が変動し、NR方式と同時通信して下り最大3.4Gbpsまたは下り最大4.1Gbpsを実現できるLTE方式のエリアが埼玉県と広島県の一部エリアになると思われる。

ソフトウェアのアップデートを適用後のau 5Gの通信速度別の対応エリアを公表したため、近いうちにソフトウェアのアップデートの提供を順次開始する可能性がある。

au

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