UQコミュニケーションズ、WiMAX 2+の屋外基地局が4万局に
- 2020年07月30日
- KDDI-総合
KDDIの連結子会社であるUQ CommunicationsはWiMAX 2+を提供する屋外基地局数が2020年7月30日をもって日本全国累計で40,000局に達したと発表した。
WiMAX 2+のサービスは2013年10月31日に商用化したが、商用化の当時は屋外基地局数が500局となっていた。
その後に日本全国でWiMAX 2+のエリアの拡大を続け、2020年7月30日には40,000局に達したという。
また、ほぼ日本全国で下り最大440Mbpsで提供していることも案内している。
下り最大440Mbpsは40MHz幅の帯域幅を使用し、キャリアアグリゲーション(CA)および4×4 MIMOを適用して実現する。
40MHz幅は1搬送波当たり20MHz幅で、2搬送波を使用することになる。
これまでに、WiMAX 2+の屋外基地局数は2014年9月に10,000局、2015年2月に20,000局に達しており、2017年2月28日をもって30,000局に達したことも分かっている。
WiMAX 2+はLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)に準拠している。
周波数は2.5GHz帯を使用しており、事実上のLTE (TDD)方式のBand 41となる。
UQ CommunicationsはIEEE 802.16eに準拠したMobile WiMAX (以下、旧WiMAX)も提供していたが、2020年3月31日をもって旧WiMAXの提供は終了した。
当初、旧WiMAXでは2595~2625MHzの30MHz幅を使用し、WiMAX 2+では追加割当分の2625~2645MHzの20MHz幅を使用してきた。
2015年2月12日からは旧WiMAXで使用していた2605~2625MHzの20MHz幅をWiMAX 2+に順次転用し、2015年11月上旬までに転用を完了している。
旧WiMAXの終了に伴い残る2595~2605MHzの10MHz幅もWiMAX 2+に順次転用しており、WiMAX 2+では10MHz幅、20MHz幅、20MHz幅の3コンポーネント・キャリアの合計で50MHz幅を使用することになる。
なお、UQ Communicationsは屋外基地局のほかに屋内基地局も設置しており、顧客の利用状況を鑑みて様々なタイプの基地局を設置してWiMAX 2+のエリアの拡充を推進しているという。
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