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KDDIと沖縄セルラー電話が4G用3.5GHz帯で5G導入へ、対応基地局が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

スウェーデンのEricsson製の基地局「ERS 4422 B78C」および韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製の基地局「SLS-BD00D」が2020年9月1日付けでTelecom Engineering Center (TELEC)を通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

いずれも特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備である。

証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備は5G-NR(3.7GHz帯、4.5GHz帯)用基地局に該当するため、標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応した基地局と分かる。

周波数範囲はERS 4422 B78Cが3520~3560MHz、SLS-BD00Dが3520~3540MHzで認証を受けている。

いずれも総務省が第4世代移動通信システム(4G)向けの3.5GHz帯としてKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)に割当した周波数範囲である。

すでにKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは3.5GHz帯で4GのLTE方式を運用しており、LTE BandはB42を導入している。

したがって、KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneがLTE方式を運用中の3.5GHz帯の周波数範囲に対応したNR方式の基地局が認証を通過したことになる。

具体的な時期までは不明であるが、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは将来的に3.5GHz帯をLTE方式からNR方式に転用することを計画していると思われる。

NR BandはFR1のn77またはn78を導入できるが、Ericssonの基地局の型番規則から推測するとn78となる見込み。

なお、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは総務省より5G向けの3.7GHz帯として割当を受けた周波数の一部でn78を導入しており、将来的にn77も導入することが確定している。

総務省 電波利用ホームページ

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