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ドイツのo2 Deutschland、5Gサービスを開始



ドイツの移動体通信事業者(MNO)でo2として展開するTelefonica Germanyは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2020年10月6日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。

まずはドイツの5大都市である首都・ベルリン、ハンブルク、バイエルン州ミュンヘン、ノルトライン=ヴェストファーレン州ケルン、ヘッセン州フランクフルト・アム・マインの一部で5Gサービスを利用できる。

合計で150局の5Gに対応した基地局が稼働しているという。

また、近いうちにノルトライン=ヴェストファーレン州デュッセルドルフおよびエッセン、バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト、ブランデンブルク州ポツダムを含めた10都市でも新たに5Gサービスの提供を開始する予定である。

5Gサービスの人口カバー率は2021年末までに30%、2022年末までに50%前後に拡大する計画で、遅くとも2025年にはドイツ全土で整備する方針を示している。

周波数は5G向け周波数として広い帯域幅を確保した3.5GHz帯を使用しており、70MHz幅で高速な通信を実現する。

5Gの通信方式はNR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成を導入しており、NR BandはFR1のn78となる。

農村部では近いうちに第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装して4G向け周波数でNR方式を導入する計画である。

また、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式を運用する周波数もNR方式に順次転用する方針を示している。

5G向け周波数としては3.5GHz帯の新規割当に加えて2.1GHz帯の再割当も受けており、2.1GHz帯ではLTE方式とW-CDMA方式を運用しているが、NR方式も導入することが決定的となっている。

なお、2.1GHz帯のNR BandはFR1のn1となる。

コアネットワークの通信設備はスウェーデンのEricsson、無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備はEricsson、中国のHuawei Technologies (華為技術)、フィンランドのNokiaより調達している。

Telefonica GermanyはスペインのTelefonicaの子会社で、ドイツでは3番目に5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。

Telefonica Germany

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