楽天モバイル、東京都・大阪府・奈良県の一部で国内ローミングを順次終了
- 2020年10月23日
- KDDI-総合, Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は2020年10月22日より東京都、大阪府、奈良県の一部で国内ローミングを順次終了していることが分かった。
Rakuten Mobileは基地局を設置してネットワークを整備する移動体通信事業者(MNO)として新規参入しており、原則として日本全国でRakuten Mobileがネットワークの整備を行う必要があるが、ネットワークを整備できるまでの暫定的な措置として国内ローミングを提供している。
KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)とローミング協定を締結しており、沖縄県以外ではKDDI、沖縄県ではOkinawa Cellular Telephoneが整備したネットワークを国内ローミングで使用できる。
当初より東京都特別区(東京23区)、愛知県名古屋市、大阪府大阪市、その他の混雑エリアを除く日本全国が国内ローミングを提供する対象のエリアとなっていた。
また、東京都特別区、名古屋市、大阪市でも一部の屋内施設などでは国内ローミングを提供している。
KDDIは公式ウェブサイトでRakuten Mobile向けの国内ローミングに関するページを公開情報として掲載しており、2020年10月22日付けで情報を更新して東京都特別区以外の東京都、大阪市以外の大阪府、奈良県の一部で2020年10月22日より国内ローミングを順次終了していることを案内した。
2020年10月22日以降に国内ローミングを順次終了中の自治体と全域で提供中の自治体を掲載しているほか、2020年10月22日以降に国内ローミングを順次終了するエリアのエリアマップも確認できる。
Rakuten MobileとKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが締結したローミング協定では国内ローミングの提供の期限を2026年3月末までと規定しているが、都道府県毎にRakuten Mobileが整備したネットワークの人口カバー率が70%を上回った時点でRakuten MobileとKDDIまたはOkinawa Cellular Telephoneの間で協議を行い、各都道府県における国内ローミングの提供に関して継続または終了を決定するという。
東京都、大阪府、奈良県ではRakuten Mobileのネットワークの整備が進み、Rakuten MobileとKDDIが協議を行い国内ローミングの終了を決定したと思われる。
国内ローミングではKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが整備した第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式のネットワークを使用できるが、すべての周波数ではなく基本は800MHz帯となる。
800MHz帯のLTE BandはBand 18またはBand 26となり、Band 18またはBand 26を優先の搬送波とする組み合わせのキャリアアグリゲーション(CA)によってほかの周波数を使用できる場合がある。
なお、Rakuten Mobileが整備したネットワークと国内ローミングのエリアに関しては、Rakuten Mobileの公式ウェブサイトでエリアマップを公開している。
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