楽天モバイル、岐阜県・三重県・静岡県で5G基地局の免許取得
- 2020年10月31日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は岐阜県、三重県、静岡県で第5世代移動通信システム(5G)の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省が運営する電波利用ホームページを参照すると、Rakuten Mobileは2020年10月27日に岐阜県、三重県、静岡県で5Gの無線局免許を取得したことを確認できる。
Rakuten Mobileは5G向け周波数としてサブ6GHz帯の3.7GHz帯とミリ波(mmWave)の28GHz帯の割当を受けており、岐阜県大垣市、三重県津市、静岡県静岡市清水区、浜松市中区、浜松市東区、浜松市西区、沼津市、富士宮市で各周波数とも1局ずつ5Gの無線局免許を取得している。
すべて無線局の種別は基地局で、無線局の目的は電気通信業務用である。
帯域幅は3.7GHz帯が100MHz幅となり、28GHz帯が1搬送波当たり100MHz幅で4搬送波となるため、28GHz帯では400MHz幅で運用が可能となる。
Rakuten Mobileは2020年9月30日の15時30分よりNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した。
5Gサービスの商用化に先立ち複数の都道府県で5Gの無線局免許を取得しているが、岐阜県、三重県、静岡県では2020年10月27日に初めて5Gの無線局免許を取得したことになる。
また、愛知県では先に名古屋市で5Gの無線局免許を取得しているが、2020年10月27日には新たに名古屋市以外の愛知県の自治体で5Gの無線局免許を取得したことも分かっている。
Rakuten Mobileは5Gの通信方式としてNR方式を導入しており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257である。
n77の基地局はRakuten MobileとNEC Corporation (日本電気)が連携して開発し、NEC Corporationが日本国内の工場で製造を行う。
n257の基地局は米国のAirspan Networksより調達している。
通信速度は2020年9月30日時点では下り最大870Mbps/上り最大110Mbpsで提供しているが、2020年11月中には下り最大2.8Gbps/上り最大275Mbpsに高速化する予定という。
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