楽天モバイルが5Gの高速化を順次実施中、RAN用ソフトウェアを更新
- 2021年01月04日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は第5世代移動通信システム(5G)の通信速度の高速化を順次実施していることが分かった。
Rakuten Mobileは2020年9月30日の15時30分より5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した。
5Gの通信速度は当初が下り最大870Mbps/上り最大110Mbpsで、2020年11月中に下り最大2.8Gbps/上り最大275Mbpsに高速化する予定と案内していた。
2020年11月以降に5Gの通信速度の高速化に関してRakuten Mobileより発表は行われていないが、Rakuten Mobileの広報部に確認すると2020年11月より5Gの通信速度の高速化を順次実施しているという。
無線アクセスネットワーク(RAN)用のソフトウェアを2020年11月より継続的に更新しており、それに伴い5Gの通信速度も順次向上している状況と説明を受けた。
無線アクセスネットワーク用のソフトウェアの更新が完了したエリアでは5Gの通信速度が下り最大2.8Gbps/上り最大275Mbpsとなる。
なお、5Gの通信速度はRakuten Mobileのネットワークにおける最大値で、高速化を実施前の下り最大870Mbps/上り最大110Mbpsはサブ6GHz帯の周波数で実現し、高速化を実施後の下り最大2.8Gbps/上り最大275Mbpsはミリ波(mmWave)の周波数で実現する。
Rakuten Mobileは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)より5G向け周波数としてサブ6GHz帯では3.7GHz帯の100MHz幅、ミリ波では28GHz帯の400MHz幅が割当されている。
5Gではサブ6GHz帯は3.7GHz帯、ミリ波は28GHz帯の周波数を使用することになり、NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となる。
Rakuten Mobileは5Gに対応したスマートフォンとしてSHARP製のAQUOS R5G (SH-RM14)および中国のZTE (中興通訊)製のRakuten BIG (ZR01)を販売しており、いずれもRakuten Mobileの公式ウェブサイトなどで購入できる。
AQUOS R5G (SH-RM14)はn77に対応しており、Rakuten BIG (ZR01)はn77とn257の両方に対応する。
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