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香港の携帯電話事業者SmarTone、5Gサービスの人口カバー率が95%に



香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるSmarTone Mobile Communications (数碼通電訊)は第5世代移動通信システム(5G)の人口カバー率が95%に達したと発表した。

SmarTone Mobile Communicationsは2020年5月26日の16時(香港時間)よりNR方式に準拠した5Gサービスを提供しているが、2020年12月29日の時点で屋外の人口カバー率が95%に到達したという。

都市部に限定せず新しいサイクリングトラック、人気のハイキングコース、キャンプ場、65の農村地域など郊外も含めた香港特別行政区全体を5Gサービスの提供エリアとする。

外部機関によるネットワークパフォーマンス測定ツールを用いた調査において、SmarTone Mobile Communicationsの5Gネットワークは香港特別行政区の移動体通信事業者としては最も広いカバレッジを保持すると認定されたため、それを根拠にSmarTone Mobile Communicationsは香港特別行政区で最も広いカバレッジの5Gネットワークを有すると強調している。

また、Mass Transit Railway (MTR)、トンネル、主要な商業施設などでも5Gネットワークの整備を進めており、MTRでは主要な8路線の55駅で5Gネットワークを整備した。

主要な17のトンネルでも5Gネットワークの整備を完了し、特に大欖トンネルでは5Gサービスを利用できる唯一の移動体通信事業者がSmarTone Mobile Communicationsとなっている。

250を超える主要な商業施設などの屋内でも5Gネットワークを整備しており、屋外と屋内の両方で高速かつ安定した5Gサービスを提供すると表明している。

SmarTone Mobile Communicationsは5G向け周波数としてサブ6GHz帯の3.5GHz帯およびミリ波(mmWave)の28GHz帯を取得したが、初期の段階では整備が困難な28GHz帯は使用しておらず、3.5GHz帯と既存の周波数である2.1GHz帯を5Gネットワークの整備に使用する。

2.1GHz帯では第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を運用してきたが、LTE方式とNR方式で動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装しており、LTE方式を運用する周波数範囲でNR方式も導入した。

香港特別行政区では屋外で3.5GHz帯を利用できない制限エリアが存在しており、制限エリアや郊外などでは5Gネットワークの整備に2.1GHz帯を積極的に活用する状況となっている。

なお、NR Bandは2.1GHz帯がFR1のn1、3.5GHz帯がFR1のn78である。

基地局はスウェーデンのEricssonより調達している。

SmarTone

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