VERTUが5Gスマホ新機種を準備中、複数の認証を通過
- 2021年06月04日
- Android関連
中国のVertu Telecommunications Trading (China) (緯図通信貿易(中国))は第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンの新機種を準備していることが分かった。
Vertu Telecommunications Trading (China)製のNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「VTL-202101」が2021年5月18日付けで中国の工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)傘下の電信設備認証中心(Telecommunication Equipment Certification Center)、2021年6月1日付けで中国の中国強制認証(China Compulsory Certification:以下、CCC)を通過した。
VTL-202101は未発表端末の型番である。
設備名称は第5世代移動通信システム(5G)に対応した携帯電話を意味する5G数字移動電話機であるため、5Gに対応したスマートフォンと考えられる。
通信方式はNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM方式で認証を受けている。
5GのNR方式はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応したデュアルモード5Gとなる。
また、OSにはAndroidを採用しており、デュアルSIMに対応することも判明している。
その他の詳細な仕様は不明である。
製造者は中国のChengdu Xiaochen Technology (成都暁晨科技)で、設備産地は中国の四川省の省都・成都市と記載されているため、成都市でChengdu Xiaochen Technologyが所有および運営する工場で製造することが分かる。
なお、工場は成都市の双龍区西南航空港経済開発区に所在する。
Vertu Telecommunications Trading (China)は中国でVERTUの商標を使用してスマートフォンおよびフィーチャーフォンを含めた高級な携帯端末を展開している。
そのため、VTL-202101は5Gに対応した高級なスマートフォンとなる見込み。
工業和信息化部は電気通信分野の規制を司る中国の政府機関で、中国で携帯端末を正規に販売するためには電信設備認証中心やCCCの認証を取得する必要がある。
VTL-202101は電信設備認証中心やCCCの認証を取得したため、中国で発売することは決定的となっている。
Vertu Telecommunications Trading (China)は国際展開も行うが、中国以外における販売に関しては確定していない。
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