インドにおける2021年7月の携帯電話加入件数が判明
- 2021年10月11日
- 海外携帯電話
インドの政府機関で電気通信分野の規制を管轄するインド電気通信規制庁(Telecom Regulatory Authority of India:TRAI)は2021年7月の電気通信分野の統計資料を発表した。
電気通信分野の統計資料では2021年7月21日時点の携帯通信サービスの加入件数などを公表している。
携帯通信サービスの加入件数はアーバンエリアで前月21日の約6億4,629万件から約6億5,010万件、ルーラルエリアでは前月21日の約5億3,454万件から約5億3,674万件となり、いずれも前月21日から増加したことになる。
アーバンエリアとルーラルエリアを合計した全体の加入件数は前月21日の約11億8,083万件から増加して11億8,684万件となった。
また、加入件数を基準として2021年7月末時点の移動体通信事業者(MNO)別の占有率も公表している。
1位がReliance Jio Infocommで約37.34%、2位がBharti Airtelで約29.83%、3位がVodafone Ideaで約22.91%、4位がBharat Sanchar Nigam (BSNL)で約9.64%、5位がMahanagar Telephone Nigam (MTNL)で約0.28%、6位がReliance Communicationsで約0.001%となった。
順位は前月から変動がない。
移動体通信事業者の加入件数には仮想移動体通信事業者(MVNO)に卸提供する回線も含まれる。
6社の移動体通信事業者のうち国有企業が2社、民間企業が4社で、国有企業の占有率は約9.91%、民間企業の占有率は約90.09%である。
国有企業はBharat Sanchar NigamおよびMahanagar Telephone Nigamの2社で、それぞれ提供エリアが完全に異なるため、相互に国内ローミングを提供するなど協力している。
純増数および純減数も公表しており、2021年7月は最大の純増数がReliance Jio Infocommの6,518,786件に達し、650万件を超える大幅な純増を記録した。
一方、最大の純減数はVodafone Ideaの1,430,245件で、140万件を超える大幅な純減となった。
引き続きインドではReliance Jio Infocommの大幅な純増とVodafone Ideaの大幅な純減が続く傾向である。
なお、第5世代移動通信システム(5G)は世界各地の移動体通信事業者が導入しているが、インドの移動体通信事業者は導入していない。
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