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米国のAT&Tが3Gを終了、NTTドコモが導入に協力



米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)であるAT&T Mobilityは第3世代移動通信システム(3G)を終了したことを案内した。

3GとしてW-CDMA方式を導入および運用してきたが、2022年2月22日をもってW-CDMA方式に準拠した3Gの提供を終了することになった。

第2世代移動通信システム(2G)はGSM方式を導入および運用していたが、2016年12月31日をもってGSM方式に準拠した2Gの提供を終了している。

したがって、2022年2月23日以降は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式および第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を運用する。

NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xで運用しており、音声通話はアンカーバンドとして機能するLTE方式で行う。

そのため、2022年2月23日以降は完全にLTE方式で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)で音声通話を提供することになる。

VoLTEは2014年5月23日にイリノイ州、インディアナ州、ミネソタ州、ウィスコンシン州の一部で最初に商用化しており、HD Voiceとして展開している。

AT&T MobilityはAT&T Wireless Servicesが商用化した3Gを承継しており、AT&T Wireless Servicesは2004年7月20日に3Gを商用化した。

当初はミシガン州・デトロイト、アリゾナ州の州都・フェニックス、カリフォルニア州・サンフランシスコ、ワシントン州・シアトルの4都市で3Gを導入しており、通信速度は最大384kbpsで提供していた。

AT&T Wireless Servicesの株式の約16%をNTT DOCOMOが保有したほか、2003年7月31日にはNTT DOCOMOおよびAT&T Wireless Servicesが米国でW-CDMA方式に準拠した3Gを商用化するためのコンサルティング契約を締結しており、NTT DOCOMOが3Gを円滑に導入するために協力した経緯がある。

NTT DOCOMOの協力を受けて導入した3Gは約17年7か月にわたり運用したことになる。

3Gの周波数は5Gの展開で活用する計画である。

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