Xperia 1 IVを5月下旬より順次発売、米国版はミリ波5Gも対応
- 2022年05月13日
- Android関連
Sonyはスマートフォン「Xperia 1 IV」をグローバル向けに公開した。
日本を含めたグローバルでフラッグシップとして展開するハイエンドのスマートフォンである。
日本では2022年6月上旬以降に複数の移動体通信事業者(MNO)を通じて発売することを発表しているが、日本以外では2022年5月下旬より順次発売する。
複数の型番を用意しており、日本以外では欧州(ヨーロッパ)向けのXQ-CT54、米国(アメリカ)向けのXQ-CT62、日本を除くアジア向けのXQ-CT72を用意している。
それぞれ携帯通信網の対応する周波数が異なる。
3型番で共通して対応する周波数はNR (FR1, FDD) n1/n3/n5/ n7/n8/n28, NR (FR1, TDD) n38/n40/n41/n77/n78, LTE (FDD) B1/B2/B3/B4/ B5/B7/B8/B12/ B13/B17/B19/B20/ B25/B26/B28/B66, LTE (SDL) B29, LTE (TDD) B34/B38/B39/B40/B41, W-CDMA I/II/IV/V/ VI/VIII/XIX, GSM 850/900/1800/1900である。
共通して対応する周波数に加えて、XQ-CT54はNR (FR1, FDD) n20, LTE (SDL) B32にも対応、XQ-CT62はNR (FR1, FDD) n2/n20/n66/n71, NR (FR2, TDD) n260/n261, LTE (FDD) B71, LTE (SDL) B32, LTE (TDD) B48にも対応、XQ-CT72はNR (FR1, TDD) n79にも対応する。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はサブ6GHz帯(Sub6)を中心に定義されたFR1の周波数には3型番とも対応するが、XQ-CT62はFR1の周波数に加えてミリ波(mmWave)を中心に定義されたFR2の周波数にも対応することが分かる。
いずれもデュアルSIMに対応するが、デュアルSIMの構成が異なり、XQ-CT54がNano SIM (4FF)とeSIM、XQ-CT62およびXQ-CT72がNano SIM (4FF)とNano SIM (4FF)のデュアルSIMとなる。
なお、システムメモリの容量と内蔵ストレージの容量の組み合わせはXQ-CT54では12GB+256GBモデル、XQ-CT62では12GB+512GBモデル、XQ-CT72では12GB+256GBモデルおよび12GB+512GBモデルを展開する。
欧州ではドイツで2022年6月16日、米国では2022年9月1日、日本を除くアジアでは台湾で2022年5月24日に発売することが決定しており、ほかにアジアでは香港特別行政区で2022年5月下旬に発売する予定である。
価格はドイツで1,399ユーロ(約187,000円)、米国で1,599.99米ドル(約205,000円)、台湾で12GB+256GBモデルが36,990新台湾ドル(約159,000円)、12GB+512GBモデルが39,990新台湾ドル(約172,000円)、香港特別行政区で12GB+256GBモデルが9,699香港ドル(約158,000円)、12GB+512GBモデルが10,499香港ドル(約171,000円)に設定されている。
日本では2022年6月上旬以降に発売するため、グローバルでは台湾もしくは香港特別行政区で最初に発売すると思われる。
スポンサーリンク