NTTドコモ、近畿地方で3.4-3.5GHz帯の5Gを提供開始
- 2023年02月22日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは近畿地方で3.4-3.5GHz帯の周波数を使用した第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始したことが分かった。
NTT DOCOMOが公式ウェブサイトで公開する機種別5Gサービスエリアを更新しており、2023年1月31日時点の情報を掲載している。
奈良県奈良市では3.4-3.5GHz帯の5Gを提供中のエリアが登場した。
奈良市杏町に所在する基地局で3.4-3.5GHz帯の5Gを運用する。
近畿地方では初めて3.4-3.5GHz帯の5Gの提供を開始したことになる。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページを参照すると、奈良市では2023年1月10日付けで3.4-3.5GHz帯の5Gの基地局の無線局免許を取得したことを確認できる。
NTT DOCOMOが総務省の近畿総合通信局の管区内で最初に取得した3.4-3.5GHz帯の5Gの基地局の無線局免許となった。
2023年1月中に無線局免許を取得して開局したことが分かる。
3.4-3.5GHz帯の5Gは第4世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画の認定に伴い割当を受けた3.4GHz帯の40MHz幅と第4世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画の認定に伴い割当を受けた3.5GHz帯の40MHz幅を合わせて使用する。
5Gの無線方式はNR方式を導入している。
NR BandはFR1のn78となる。
3.4GHz帯と3.5GHz帯は連続しているため、80MHz幅の1搬送波で運用することになった。
なお、第5世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画の認定に伴い割当を受けたサブ6GHz帯(Sub6)の周波数としては3.7GHz帯および4.5GHz帯でそれぞれ100MHz幅を使用する。
3.4-3.5GHz帯の5Gは4G向け周波数の5Gであるが、5G向け周波数の5Gと近い広帯域を使用するため、ほかの4G向け周波数の5Gと比較して高速通信の実現を期待できる。
近畿地方では3.4-3.5GHz帯の5Gを拡大する計画である。
2023年3月までに滋賀県長浜市、京都府八幡市および綴喜郡宇治田原町、兵庫県神戸市西区および姫路市、和歌山県和歌山市、2023年6月までに京都府京都市西京区、大阪府池田市および和泉市でも導入する予定を掲載している。
スポンサーリンク