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マカオ特別行政区の中国電信(澳門)、プリペイドSIMも5G SAに対応



マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (Macau) (中国電信(澳門))で第5世代移動通信システム(5G)を利用した。

China Telecom (Macau)のプリペイドプランとしては大湾区プリペイドSIMカードを提供しており、5Gに対応した回線は容易に入手できる。

なお、マカオ特別行政区ではSIMの利用に実名登録を義務化したため、直営店で購入時に旅券(パスポート)を提示して実名登録を行うと手間を省ける。

販売価格は100マカオパタカ(約1,900円)で、データ通信のプランは4種類を用意するが、下位の2種類は5Gに非対応で、上位の2種類に限り5Gを利用できることに留意しておきたい。

データ通信容量はマカオ特別行政区のほかに中国本土および香港特別行政区でも共有する。

マカオ半島の北部から南部までは徒歩、マカオ半島の南部からコロアネ島の南部までは路線バスで実質的にマカオ特別行政区の北端付近から南端付近まで5Gを確認したところ、屋外ではタイパ島以南の山間部を除き概ね5Gを利用できたが、屋内では大規模な商業施設などで5Gを未整備の場所も少なくなかった。

5Gの無線方式はNR方式で、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。

世界的にはプリペイドプランではSA構成を開放していない移動体通信事業者も存在するが、China Telecom (Macau)では端末側でSA構成を有効化できることを前提としてプリペイドプランでもSA構成を利用できた。

台湾のASUSTeK COMPUTER (華碩電脳)製のSmartphone for Snapdragon InsidersでSA構成の動作を確認した。

NR方式の周波数としては2.1GHz帯の5MHz幅*2、3.5GHz帯の非連続の50MHz幅と100MHz幅、4.7GHz帯の60MHz幅の割当を受けているが、3.5GHz帯の100MHz幅に限り確認できており、NR BandはFR1のn78を採用する。

通信環境が良好な場所では下りは約900Mbps、上りは約200Mbpsまで実測で記録しており、広い帯域幅を用いて高速通信を利用できた。

基地局を構成する無線装置は中国のHuawei Technologies (華為技術)製で、Massive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型となる。

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