ソフトバンクが石川県以外で3Gを終了、21年の歴史に幕
- 2024年04月16日
- SoftBank-総合, Y!mobile
SoftBank Corp.は2024年4月15日をもって第3世代移動通信システム(3G)を石川県以外で終了した。
SoftBank Corp.の3Gは英国(イギリス)のVodafone Groupの子会社としてJ-Phoneが2002年12月20日に商用化したため、約21年4か月の歴史に幕を下ろしたことになる。
3Gの無線方式はW-CDMA方式に準拠しており、2GHz帯の周波数でVodafone Global Standardとして3Gを導入することになった。
2003年10月1日には社名をJ-PhoneからVodafoneに変更、2004年12月8日には新機種の発売に伴う新サービスの提供の開始に合わせてVodafone Global StandardをVodafone 3Gに改めた。
2006年4月27日にSoftBank Group Corp.がVodafoneの買収を完了したことで、2006年10月1日には社名をVodafoneからSoftBank Mobile Corp.に変更するとともに、同日よりブランドを全面的にVodafoneからSoftBankに移行している。
2011年2月25日には3Gで1.5GHz帯の周波数の利用を開始しており、1.5GHz帯の3GをULTRA SPEEDとして展開した。
2012年7月25日にプラチナバンドとして900MHz帯の利用も開始しており、当初は3Gで900MHz帯を利用することになった。
2015年4月1日を効力発生日としてSoftBank Mobile Corp.を存続会社、Ymobile Corporationを消滅会社とする吸収合併を実行したことで、同時にYmobile Corporationから1.7GHz帯の周波数を利用した3Gを承継している。
2015年7月1日には社名をSoftBank Mobile Corp.からSoftBank Corp.に変更した。
1.5GHz帯の3Gは2017年3月31日の2時、1.7GHz帯の3Gは2018年1月31日をもって終了したため、2018年2月1日以降は900MHz帯と2GHz帯で3Gを維持してきた。
バンド番号は900MHz帯がBand VIII、1.5GHz帯がBand XI、1.7GHz帯がBand IX、2GHz帯がBand Iで、世界的にはBand XIはSoftBank Corp.が唯一、Band IXは日本が唯一の導入事例となった。
なお、石川県では2024年7月31日に3Gを終了する。
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