日本向けGalaxy Z Flip6の対応バンドが判明、n40にも対応
- 2024年06月25日
- docomo-SAMSUNG, KDDI-SAMSUNG
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SC-54E」および「SCG29」の仕様の一部が判明した。
SC-54EおよびSCG29は米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過しており、連邦通信委員会で公開した資料には端末能力として通信方式および対応周波数を掲載している。
FCC IDからSC-54EおよびSCG29はGalaxy Z Flip6の型番と考えられるため、日本向けGalaxy Z Flip6の通信方式および対応周波数が判明したことになる。
通信方式および対応周波数はNR (FR1, FDD) n1/n3/n5/n28/n66, NR (FR1, TDD) n40/n41/n77/n78/n79, LTE (FDD) B1/B2/B3/B4/ B5/B7/B8/B12/ B13/B18/B19/B20/ B21/B26/B28/B66, LTE (TDD) B38/B39/B40/B41/B42, W-CDMA I/V, GSM 850/900/1800/1900となる。
型番規則からSC-54EはNTT DOCOMO向け、SCG29はKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)向けと分かる。
連邦通信委員会ではSC-54Eを基本モデル、SCG29を追加モデルとして同一の機器の扱いで認証を受けている。
そのため、SC-54EとSCG29はハードウェアを共通化していることが分かるが、ソフトウェアの制御で対応周波数を含む製品としての仕様は異なる場合があることに留意しておきたい。
日本向けのSamsung Electronics製のスマートフォンとしてはKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone Companyが新たに導入するn40を初めて実装した。
一方、日本向けのGalaxy ZシリーズのFlipレンジとしてはGalaxy Z Flip4から第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はミリ波(mmWave)の周波数を中心として定義されたFR2-1のNR Bandも実装してきたが、連邦通信委員会の資料に誤りがなければ、Galaxy Z Flip6では削除することになる。
これまでに、日本向けのGalaxy Sシリーズの標準モデルでGalaxy S22からFR2-1のNR Bandも実装したが、Galaxy S24で削除した事例があるため、Flipレンジでも同様となることは十分に想定できる。
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