サモアのDigicel (Samoa)が5Gを商用化、サモア初の5Gに
- 2024年07月10日
- 海外携帯電話
サモアの移動体通信事業者(MNO)であるDigicel (Samoa)は第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2024年7月8日に5Gの提供を開始している。
当初はサモアの首都・アピア市の中心業務地区が5Gのエリアとなる。
アピア市の中心業務地区では5局の5Gの基地局を開設したという。
5Gの無線方式はNR方式を導入した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
Digicel (Samoa)が実施した内部の試験では5Gの平均的な下りの通信速度は550~600Mbpsを記録したという。
基地局を構成する無線装置はフィンランドのNokiaの完全子会社で同国のNokia Solutions and Networksから調達している。
Digicel (Samoa)は豪州(オーストラリア)のTelstra Groupの子会社である。
Telstra GroupのDigicel (Samoa)に対する持分比率は80%となっている。
Telstra Groupの傘下の移動体通信事業者としては豪州の移動体通信事業者であるTelstraに次いで2番目に5Gを商用化した。
これまでに、サモアの移動体通信事業者は5Gを商用化していないため、サモアで最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
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