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NTTドコモ、転用周波数や共有周波数でも5G SAを提供へ



NTT DOCOMOは転用周波数や共有周波数でも5G SAを提供することが分かった。

NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式としてNR方式を導入しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成とスタンドアローン(SA)構成で運用している。

NSA構成ではNR方式を導入したすべての周波数を利用できるが、5G SAとして提供するSA構成では利用できる周波数が限られる。

これまで、SA構成では3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯を利用できた。

いずれもNTT DOCOMOが5G向けに割当を受けた周波数であるため、5G SAは5G向け周波数で提供してきたことになる。

しかし、2024年11月7日に発売するSHARP CORPORATION製のAQUOS sense9 SH-53EではSA構成で700MHz帯、2GHz帯、3.4-3.5GHz帯も動作する。

700MHz帯は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で利用してきたが、10MHz幅の全部でLTE方式を停波してNR方式に転用を進めている。

2GHz帯は第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式やLTE方式で利用してきたが、20MHz幅のうち10MHz幅をLTE方式に残して、10MHz幅でNR方式を導入しており、LTE方式とNR方式でスタティックに共有することになる。

3.4-3.5GHz帯は異なる時期に割当を受けた3.4GHz帯の40MHz幅と3.5GHz帯の40MHz幅で、ともにLTE方式で利用してきたが、LTE方式を停波してNR方式の導入を進めており、両方の周波数でNR方式を導入できる場合はNR方式に転用して80MHz幅の1搬送波として運用する。

NTT DOCOMOは5G向け周波数に加えて、転用周波数や共有周波数でも5G SAを提供することが分かる。

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