日本向けiPhone 16eはLTE B11/B21非対応に、事実上の国際版を販売
- 2025年02月20日
- Apple関連
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米国(アメリカ)のAppleはスマートフォン「iPhone 16e」を発表した。
iPhone 16eの型番としてはA3212、A3408、A3409、A3410の4種類を用意している。
A3212は米国および米自治領プエルトリコ、A3408は中東、カナダ、一部の米国の海外領土、A3410は中国本土、A3409はその他の国と地域で販売する型番となる。
便宜上それぞれ米国版、中東米州版、中国本土版、国際版と呼称する。
日本で販売する型番A3409であるため、特定の国と地域を除いた世界中で販売する事実上の国際版を日本でも販売することになる。
iPhone 16では中東米州版に相当する型番を日本で発売したが、iPhone 16eでは中東米州版を販売する国と地域から日本を除外しており、携帯通信の対応周波数が関係すると考えられる。
基本的には世界中で国際版を販売するが、特別にSIMや周波数で変更が必要な国と地域では特別なモデルを用意および展開しており、特別なモデルが米国版、中東米州版、中国本土版となる。
iPhone 16の中東米州版に相当する型番では国際版と比して第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でn14、n29、n71、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式でB14、B11、B21、B29、B71を追加した。
B11およびB21は日本向けに追加したため、中東米州版に相当する型番を日本でも展開したが、iPhone 16eの中東米州版ではB11およびB21を削除したため、日本で中東米州版を販売する必要がなくなり、日本でも国際版を展開することになった。
iPhone 16eは廉価機種に相当するため、開発費なども考慮して実装が必須ではないB11およびB21は非対応としたと思われる。
なお、B11はKDDI CORPORATION、同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)、SoftBank Corp.、B21はNTT DOCOMOが導入している。
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