楽天モバイル、5G基地局の無線装置で富士通を新規採用
- 2025年03月03日
- Rakuten-総合

Rakuten Mobile (楽天モバイル)は第5世代移動通信システム(5G)の基地局を構成する無線装置のベンダとしてFujitsu (富士通)を採用すると発表した。
サブ6GHz帯(Sub6)の周波数である3.7GHz帯で5Gのエリアの展開を加速するためにFujitsuが開発した無線装置を採用すると案内している。
2025年中にFujitsuが開発した無線装置を導入する。
Rakuten Mobileで採用および導入するFujitsuが開発した無線装置の情報も公開しており、型番は44R21となる。
44R21はアンテナ分離型無線装置で、Fujitsuの独自技術で小型、軽量、低消費電力を実現したという。
設置場所や運用費の削減に貢献することが期待される。
分散装置や集約装置との通信を担うフロントホールのインタフェースにはO-RANフロントホール仕様を採用している。
なお、O-RANフロントホール仕様はOpen RANの仕様策定を推進する標準化団体でドイツに本部が所在するO-RAN ALLIANCEで策定したフロントホールインタフェースの標準仕様を意味する。
第4世代移動通信システム(4G)と5Gを通じてRakuten MobileではFujitsuが開発した無線装置の採用は初めてとなる。
Rakuten Mobileは5Gの無線方式としてNR方式を採用しており、3.7GHz帯ではNR BandをFR1のn77として運用している。
そのため、n77の無線装置でFujitsuが開発した無線装置を採用することになる。
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