ベトナム政府が情報通信省を廃止、科学技術省に統合
- 2025年03月22日
- 海外携帯電話

ベトナム政府は同国の政府機関である情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)を廃止および同国の政府機関である科学技術省(Ministry of Science and Technology:MOST)と統合した。
ベトナムでは同国の政府機関である内務省(Ministry of Home Affairs:MOHA)の主導のもとで省庁の再編を行った。
情報通信省も再編の対象に含まれ、科学技術省と統合している。
情報通信省と科学技術省を統合後の政府機関の名称は科学技術省となった。
統合後の科学技術省の英字表記はMinistry of Science and Technologyで、英字略称はMOSTで変わりない。
事実上、科学技術省が情報通信省を吸収したため、情報通信省は廃止したことになる。
ベトナム政府は2025年3月2日付けで科学技術省の機能、責任、組織構造を定義する政令第55号を公布した。
科学技術省を25の部署で構成する科学研究、技術開発、革新、高度技術産業などを所管する政府機関と定めている。
政令第55号は2025年3月1日付けで効力が発生しており、2025年3月1日付けで新体制の科学技術省となっている。
情報通信省は携帯通信を含む電気通信分野の規制当局としても機能したため、2025年3月1日以降は科学技術省が電気通信分野の規制当局としても機能する。
なお、科学技術省は基本的には情報通信省の機能を承継したが、一部の機能は承継しておらず、報道および出版管理は文化スポーツ観光省(Ministry of Culture, Sports and Tourism:MOCST)、情報通信技術に係る安全確保は公安省(Ministry of Public Security:MPS)に移管した。
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