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医療機関における携帯電話の使用に関する指針案を公開、病室は使用可で手術室は使用不可など



電波環境協議会は病院や診療所などの医療機関における携帯電話などの試用について指針案を公開した。

総務省や電波関連の組織で構成された電波環境協議会は、医療機関が独自ルールを設定する際の参考として指針案を公開している。

食堂や待合室など医療機器がない場所は通話やその他の使用が可能、病室も通話やその他の使用が可能としながらも、マナーの観点から配慮して各医療機関で判断する必要があるとしている。

診療室では通話は不可ながら電源をOFFにする必要はない、手術室や集中治療室は完全に使用不可、携帯電話使用コーナなどは通話やその他の使用は可能としている。

各場所における通話、メールやウェブなどの利用可否に関するルール設定の参考事例を公開しており、利用可否などの案内の掲出案などについても触れられている。

電源OFFが必須など場所による留意事項についても提案している。

この指針の提案は携帯電話と医療に関する情勢に変化が生じていることが背景となっている。

携帯電話などの日常生活への浸透、医療機器に大きな影響を与えるとされた2Gサービスの停止、医療機器の電磁波耐性の向上といった環境の変化に加え、医療機関における携帯電話などの使用が医療の効率化や患者の利便性の向上に大きな効果が見込まれるとし、安全を確保しつつ医療機関における携帯電話などの活用を推進することを目的としている。

公開された案について2014年6月30日~2014年7月30日の間で意見を募集するという。

hospital
電波環境協議会

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