スポンサーリンク

レバノンのモバイルネットワーク管理権の入札に3社が申請、koryolinkに出資するOTMTは方針を示さず



レバノン政府はモバイルネットワーク管理権の入札について申請書の受け付けを開始した。

レバノンにおけるモバイルネットワークはレバノン政府が保有するMobile Interim Company 1 (MIC1)とMobile Interim Company 2 (MIC2)が存在する。

なお、Ogero Telecomが固定回線用にGSM方式を展開しているが、一般的には携帯電話用と認識されていないため、モバイルネットワーク管理権の入札に関しては無関係である。

レバノンでは国有のモバイルネットワーク企業を他企業が管理する方式となっている。

モバイルネットワークの管理権は入札を通じて決定する規則で、管理権の申請は外資も参戦可能である。

ただ、入札の条件には過去5年間に継続的に10万人以上のアクティブな加入者を擁する通信サービスを提供した経験が必要としている。

2004年に管理契約の形態に移行後、レバノン政府とレバノンのFal Dete Telecommunications (FAL-DETE)がMobile Interim Company 1を管理することで合意し、ブランド名をCellisからalfaに変更して2008年までFal Dete TelecommunicationsがMobile Interim Company 1を管理した。

2009年からは朝鮮民主主義人民共和国のkoryolink (高麗リンク)に出資していることで有名なエジプトのOrascom Telecom Media and Technology (OTMT)の子会社であるOrascom Telecom LebanonがMobile Interim Company 1の管理を担当している。

一方で、Mobile Interim Company 2は2004年からZainブランドを展開するクウェートのMobile Telecommunications Company (MTC)が管理している。

当初はブランド名をmtc touchとしていたが、後にブランド名をtouchに変更しており、ブランド名は変更されているものの、Mobile Interim Company 2の管理会社そのものは変わっていない。

2014年末まではMobile Interim Company 1をOrascom Telecom Lebanon、Mobile Interim Company 2をMobile Telecommunications Companyが管理する契約となっており、それ以降の管理会社を選定するための入札となる。

すでに入札にはMobile Interim Company 2を管理するMobile Telecommunications Company、Mobile Interim Company 1が管理契約に移行する前に所有した経験があるOrangeの2社が申請書を提出したという。

また、申請書に不備があったトルコの企業が再提出する予定で、実質的に3社がモバイルネットワークの管理権の入札を表明している状況である。

トルコの企業は社名が伏せられているが、複数の国で移動体通信事業を手掛けるTurkcellの可能性が高いと推測している。

一方で、Orascom Telecom Lebanonの親会社であるOrascom Telecom Media and Technology Holdingは態度を保留しており、入札に参戦するかどうかは不明である。

すでに3社が参戦を表明しているため、少なくとも1社は落選する。

Orangeが管理権を獲得すれば、約10年ぶりにレバノンの移動体通信事業に復帰することになる。

入札の結果は2015年9月8日に発表される計画となっている。

albawada

スポンサーリンク

コメントを残す









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2023年10月
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK