北朝鮮でArirang AS1201とPyongyang2404のスマートフォンケースを購入
朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)を訪問し、首都の平壌でスマートフォンケースを購入してきた。
北朝鮮ではスマートフォンが急激に増加しており、スマートフォンケースを装着したスマートフォンを使う市民の姿をよく目にした。
そこで、今回は北朝鮮でスマートフォンだけではなく、スマートフォンケースも購入することにした。
koryolink (高麗網/고려망/高麗リンク/コリョリンク/고려링크)を運営する北朝鮮の移動体通信事業者であるCHEO Technology JV Company (逓オ技術合作会社/체오기술합작회사)の旗艦店ではアクセサリの類はまったく取り扱っていなかったが、百貨店や地下鉄駅などの売店ではスマートフォンケースが売られている可能性が高いと教えてくれた。
まずは、楽園百貨店を訪問したものの、スマートフォンケースなどは取り扱っていなかった。
スマートフォンケースは買えなかったが、日用品や食料品などが一通り揃っており、日本製のテレビやカメラも販売していた。
次に平壌地下鉄千里馬線に乗車して凱旋駅まで向かった。
平壌地下鉄は地下深くを通っており、koryolinkのネットワークは相変わらず圏外である。
凱旋駅には小規模の売店があり、あまり期待していなかったが、スマートフォンケースを取り扱っていた。
北朝鮮のスマートフォンは平壌で購入したArirang AS1201 (アリランAS1201/아리랑 AS1201)とPyongyang2404 (ピョンヤン2404/평양2404)を所有しているため、両方のスマートフォンケースを購入することにした。
スマートフォンケースの種類は少なく在庫も少なかったが、無事にArirang AS1201とPyongyang2404のスマートフォンケースを買うことができた。
北朝鮮ではスマートフォンのアクセサリ類としては手帳型ケースが最も流行っており、保護フィルムやパワーバンクなどの類はまだ北朝鮮に入っていないようであった。
Pyongyang2404は手帳型ケースを購入できたが、Arirang AS1201の手帳型ケースを置いていなかった。
ただ、Arirang AS1201のスマートフォンケースには아리랑と朝鮮語でArirangロゴがプリントされており、非常に満足度が高い一品を入手できた。
個人的にはPyongyang2404の手帳型ケースよりArirang AS1201のスマートフォンケースの方が気に入っている。
価格は2つで80人民元とのことで、中国人民元(CNY)で支払いを済ませ、その場で開封して使用を開始した。
売店は撮影禁止で価格は記載されておらず、高価格となることも覚悟していたが、予想外に良心的な価格で拍子抜けしたところである。
ただ、この売店を外国人が利用することは滅多にないためか、100人民元を出したところ外貨の釣り銭がなく、まさかの朝鮮民主主義人民共和国ウォン(KPW:以下、北朝鮮ウォン)で返ってきた。
なお、北朝鮮には北朝鮮にはCentral Bank of the Democratic People’s Republic of Korea (朝鮮民主主義人民共和国中央銀行/조선민주주의인민공화국중앙은행)が公示する公定レートと市場交換レート(実勢レート)が存在しているが、スマートフォンケースを購入した売店は外貨商店であり、通貨換算は公定レートが適用された。
前回に訪朝した際は指導員やホテルのフロントに北朝鮮ウォンへの両替を頼んで断られていたため、それだけに北朝鮮ウォンの釣り銭には非常に驚いた。
指導員が釣り銭の北朝鮮ウォンと外貨と両替して外貨で釣り銭を渡す選択肢もあったはずであるが、指導員としては貴重な外貨を手放したくなかったのかもしれない。
帰りの空港ではチェックイン後に制限エリア内の売店で北朝鮮ウォンを絶対に使わないよう念を押された。
今まで標準セットの同梱品を除いて基本的にスマートフォンケースを装着せずにスマートフォンを使用しており、単体でスマートフォンケースを購入したことは一度もなかったため、人生で初めてスマートフォンケースを購入した国が北朝鮮となった。
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スマートフォンケースを装着したArirang AS1201
北朝鮮でスマートフォンケースを購入したことはなくスマートフォンケースを購入できる場所は把握していなかったが、スマートフォンケースを購入できる可能性がある場所を教えてくれたkoryolinkスタッフや、そこへ連れて行ってくれた北朝鮮の指導員および運転手に感謝したい。
問い合わせなどがあれば、paopao0128[at]gmail.comまで気軽に連絡をいただければ幸いである。 ※ [at]は@に置き換え
その他、Facebook、Instagram、Twitterにおいても北朝鮮関連の情報や写真を公開しているので、気になれば目を通していただきたい。
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