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ベトナムのLTE導入はスローペースに、1年間は3都市に限定する計画



ベトナムの行政機関で電気通信事業などを管轄する情報通信省はLTEサービスの導入に慎重に検討する方針であることがベトナムメディアの報道で分かった。

当初はベトナムの移動体通信事業者であるViettel TelecomおよびVNPT – VinaPhoneが2015年10月よりLTEサービスをトライアルとして開始する計画を明らかにしていたが、情報通信省はライセンスの交付について慎重に検討するとしており、いまだにトライアルのライセンスが交付されていない状況にある。

ベトナムメディアが報じる内容によると、2016年初めから1年間は3都市に限定してトライアルのライセンスを交付し、2017年より本格的にベトナム全土にLTEサービスを展開する計画と伝えられている。

トライアルのライセンスは首都のハノイ、ベトナム最大都市のホーチミンシティ(サイゴン)、そしてダナンの3都市に限定して交付される見込み。

これまでに情報通信省は4Gとして主流になる通信方式が確実となり、その通信方式が成熟したタイミングで導入する姿勢を示していた。

すでに4GとしてLTE方式が主流となることは火を見るよりも明らかであり、世界でも急速にLTE方式の導入が進んでいる。

過去には米国のQualcommなども早期の導入を促しており、業界からはこれ以上LTEサービスの導入が遅延すれば、ベトナムは時代遅れになるとの意見も出ている。

なお、2015年11月の時点で東南アジアで商用のLTEサービスを未導入の国はミャンマー(ビルマ)、東ティモール(ティモール・レステ)、ベトナムの3ヶ国のみである。

Nhan Dan

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