英国の携帯電話事業者EEが3CC CAを導入、下り最大412.5Mbpsに高速化
- 2016年09月07日
- 海外携帯電話
英国の移動体通信事業者であるEEはLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を導入すると発表した。
3CC CAの組み合わせはCA_3A-7Cとなり、周波数と帯域幅はFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)が20MHz幅、FDD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 7)が15MHz幅と20MHz幅を束ねており、通信速度の理論値は下り最大412.5Mbpsに達する。
2016年中に英国の首都・ロンドンのほか、バーミンガムやマンチェスターを3CC CAの提供エリアとし、その他の都市は2017年に拡大する計画である。
LTE UE Category 9以上に対応した端末で利用可能で、主な対応端末はHTC 10、Samsung Galaxy S7、Samsung Galaxy S7 edge、Samsung Galaxy Note7となる。
ロンドンのウェンブリー・スタジアム周辺ではHTC 10で下りの通信速度は360Mbps超を記録したという。
なお、EEはFDD-LTE方式の800MHz帯(Band 20)も運用しているが、CAで利用するのではなく屋内の品質改善に役立てるとのことである。
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