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NTTドコモ、LTE-Advanced向けSmart Vertical MIMOの屋外実験に成功



NTTドコモはLTE-Advanced向け無線伝送技術であるSmart Vertical MIMOの屋外実験に成功したと発表した。
LTE-Advanced向けの無線伝送技術であるSmart Vertical MIMOを新たに開発し、世界で初めて基地局アンテナ1本で1.2Gbpsを超える屋外での走行伝送実験に成功したという。
1Gbpsを超える通信速度をLTE-Advancedで実現するにはアンテナ4本相当のMIMO伝送を行う必要があり、アンテナ数の増加や設置場所の確保やコストの増大が懸念されている。
しかし、Smart Vertical MIMO技術はアンテナ1本でアンテナ4本相当の高速かつ大容量なMIMO伝送を実現するため、コストを抑えてエリア構築をすることが可能である。
特に都市部等でアンテナ設置の余裕が少ない環境で有効な技術としている。
Smart Vertical MIMOは電波の受信状態の良い移動体通信端末に対しては、1本のアンテナを上下2つのグループに分割し、更に偏波技術を用いることでアンテナ4本相当の伝送速度が実現する。
電波の受信状態の悪い移動体通信端末に対してはグループ分割を解除し、エリアの広さを優先し通信サービスを提供する。
このように利用者の通信状況に対して適応的に伝送方法を切替えて最適な通信環境を提供する技術と説明している。
屋外伝送実験は3.9GHz帯の100MHz幅の帯域幅を利用している。
神奈川県横須賀市の郊外環境で2013年7月に、神奈川県相模原市の市街地環境で2013年11月に実施した。
Smart Vertical MIMOに適用可能な基地局アンテナ1本と移動体通信端末に相当する移動局を搭載した測定車を2台使って屋外走行実験を実施したという。
伝送実験では1本のアンテナを上下2つのグループに分割し、更に偏波技術を用いることで4ストリームの2ユーザによるマルチユーザMIMOを実現している。
この実験では世界で初めて基地局アンテナ1本で2台の移動体通信端末に対して合計1.2Gbpsの通信速度をMIMO伝送することに成功したと発表している。
今後はLTE-Advancedの提供開始後に早い段階でSmart Vertical MIMOを実用化させるために開発を継続するという。
NTTドコモは2015年度中にLTE-Advancedを導入する予定である。
・NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2013/11/13_01.html

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