Galaxy Note7の爆発で負傷した被害者がサムスン電子を提訴
- 2016年09月18日
- Android関連
米国のフロリダ州において韓国のSamsung Electronicsが開発したスマートフォン「Samsung Galaxy Note7」の爆発により負傷した被害者がSamsung Electronicsを相手に医療費を含めた損害賠償を請求する訴訟を起こしたことが外国メディアの報道で分かった。
被害者はフロリダ州パームビーチ郡のボカラトンに居住する28歳の男性で、2016年9月9日にパームビーチ郡に位置するコストコで買物中に、ポケットの中に入れられていたSamsung Galaxy Note7が爆発し、その影響で右脚に重度の火傷を負い、爆発したSamsung Galaxy Note7を取り出そうとして指にも火傷を負い、ズボンは損傷したと主張している。
Samsung Galaxy Note7が爆発する事故は世界各地で相次いで発生し、これを受けてSamsung ElectronicsはSamsung Galaxy Note7の世界的な販売停止とリコールを決めた。
米国では政府機関の米国消費者製品安全委員会(Consumer Product Safety Commission：CPSC)が消費者安全製品法に基づいてSamsung Galaxy Note7の公式なリコールを実施すると発表している。
2016年9月15日までに米国だけでSamsung Galaxy Note7の異常発熱や爆発は92件の報告があり、そのうち55件は自動車や建物への延焼を含む物的被害の発生、26件は火傷を負ったことが判明しているが、訴訟に発展した事例は初めてと伝えられている。
なお、Samsung Electronicsの担当者は係争中の訴訟に関してはコメントしないと述べたという。
米国ではSamsung Galaxy S7 edgeの爆発で負傷した被害者がSamsung Electronicsを相手に提訴したことが分かっているが、Samsung Galaxy Note7は販売停止とリコールに至るほど爆発事故も多いため、いつか訴訟に発展することは間違いないと考えていたので、これは予想通りすぎる展開である。
■関連記事
サムスン電子、Galaxy Note7の販売停止とリコールを発表
米国政府がGalaxy Note7の公式なリコールを発表、対象は約100万台
米国でGalaxy S7 edge (SM-G935V)が爆発、訴訟に発展
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。