TCL Communicationが上場廃止、TCL Groupが完全子会社化
- 2016年10月02日
- その他モバイル端末
中国のTCL Group (TCL集団)傘下でスマートフォンを含むモバイル事業を手掛けるTCL Communication Technology Holdings (TCL通訊科技控股)は2016年9月30日の16時(香港時間)をもって上場廃止となった。
TCL Communication Technology Holdingsは英領ケイマン諸島に登記、香港証券取引所に上場していたが、親会社による株式の非公開化を理由として上場廃止を選択した。
TCL Groupの完全子会社で香港特別行政区のT.C.L. Industries Holdings (H.K.) (T.C.L.実業控股(香港)はTCL Communication Technology Holdingsの株式65.22%を保有していたが、T.C.L. Industries Holdings (H.K.)はTCL Communication Technology Holdingsの株式を追加で取得して完全子会社化している。
したがって、TCL Groupは間接的にTCL Communication Technology Holdingsの株式100%を持つことになる。
TCL Communication Technology Holdingsは子会社を通じてAlcatelブランド、または中国など一部ではTCLブランドや納入先のブランドでスマートフォンなどモバイル製品を展開しており、中国を除くアジア太平洋地域における収益は増加したものの、中東やアフリカに加えてTCL Communication Technology Holdingsが得意としていた中南米で収益を減らし、さらに中国では最も収益が減少した。
TCL GroupはTCL Communication Technology Holdingsを完全子会社化することで支配力を高め、モバイル事業の再建に乗り出すと思われる。
TCL Communication Technology Holdings
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