ロシア政府がSailfish OSを政府や国営企業で使用するモバイルOSとして認定
- 2016年11月30日
- 海外携帯電話
フィンランドのJollaは同社が開発するモバイル端末向けOS「Sailfish OS」がロシア政府およびロシア政府が所有する企業で使用されるOSとしてロシア政府から認定されたと発表した。
ロシア政府はIT分野における中長期目標としてロシアにおける独立したITエコシステムの構築を目指している。
独立したITエコシステムを構築する一環で、モバイル端末向けのOSは米国のGoogleが提供するAndroidの代替を模索していた。
ロシア政府はSailfish OSを認定したことで、ロシア政府およびロシア政府が所有する企業で使われるモバイル端末をOSにAndroidを採用したものからSailfish OSを採用したものに置き換えることになる。
厳密にはJollaがSailfish OSをロシアの企業であるOpen Mobile Platformにライセンス供与し、Open Mobile PlatformがSailfish OSをベースとしてロシア政府の要望に対応できるようカスタマイズし、事実上の独自OSを開発する計画である。
また、Jollaはロシア以外に中国や南アフリカでもSailfish OSが政府による認定を受けるために交渉しているという。
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