オーストラリアの携帯電話事業者TelstraのTap & Takeが面白い
- 2017年05月07日
- Report
豪州の移動体通信事業者であるTelstraが導入しているTap & Takeが面白いので紹介する。
Tap & Takeは決して新しい取り組みではないが、豪州訪問時にようやく試せた。
なお、Tap & TakeはTelstra Discovery Storeとして展開する旗艦店のみ導入している模様で、少なくともビクトリア州・メルボルンとニューサウスウェールズ州・シドニーのTelstra Discovery Storeで体験できることを確認した。
Telstra Discovery Storeではタッチ操作に対応したディスプレイで商品情報を案内しており、Tap & Take専用のカードも配布されている。
カードは閲覧した商品情報を記憶することが可能で、Telstraの公式ウェブサイトを通じてTelstra Discovery Storeの訪問履歴のほか、閲覧した商品を公式ウェブサイトで詳しく確認、さらに気に入れば購入するような使い方ができる。
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メルボルンのTelstra Discovery Store
メルボルンのTelstra Discovery Storeは旧Androidlandで、Telstraの本社から徒歩10分程度である。
AndroidlandはAndroidの黎明期に世界初のAndroid専門店としてTelstraによって開設された。
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シドニーのTelstra Discovery Store
Telstra Discovery Storeではディスプレイで商品のスペックや料金プランなど比較的詳細に確認できる。
ディスプレイの横にはカードをかざすスペースが設けられている。
カードはTelstra Discovery Store内の数ヶ所に設置されているはずなので、適当なところからピックアップすればよい。
なお、店頭でTap and Takeを試したカードがそのまま戻されることもあり、すでに商品情報が記憶されたカードが並んでいる場合もある。
操作方法は非常に簡単で、気になる商品があれば左下にあるTap & Takeのマークをタップする。
商品によってはTap & Takeのマークがなく、利用できない場合もあるため注意したい。
Tap & Takeのマークをタップするとカードをかざすタップエリアが点灯するため、カードをかざせば閲覧した商品情報がカードに記憶される。
ディスプレイにチェックマークが表示されれば、正常に商品情報がカードに記憶されたことを意味し、チェックマークの右上の数字は記憶した商品の件数を指す。
カード裏面にはTap & Take コードが記載されており、Telstraの公式ウェブサイト内に用意されている専用ページで入力する。
Tap & Take コードを入力すると、訪問した日付と店舗、カードに記憶された商品の一覧が表示される。
訪問した店舗の訪問予約を入れることや、記憶した商品の詳細情報の確認および購入にも対応している。
複数の日付に跨って商品情報を記憶した場合、日付を選択して古い情報を確認することもできる。
なお、カードのデザインや色には複数のバリエーションが存在するが、機能的には変わりない。
Telstraは商品のライナップが豊富であるため、数ある商品から店頭で気になった商品をカードに記憶し、後から確認できるのは商品に詳しくないライトユーザには便利かもしれない。
ただ、Tap and Takeを導入している店舗数が極めて少なく、システムエラーの発生にも何度か遭遇したため、改善の余地は大いにあるように感じた。
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