新潟県長岡市のNCTが地域BWA高度化方式の免許取得、信越管内では初
- 2017年07月05日
- Regional BWA
NCT (エヌ・シィ・ティ)は総務省の信越総合通信局より地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を2017年7月4日付けで取得したと発表した。
地域BWAの制度に関しては制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWA高度化方式の導入が認められ、地域BWA高度化方式としてTD-LTE方式と高い互換性を有するAXGP方式もしくはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)の運用が可能となった。
NCTはAXGP方式を採用しており、通信速度は下り最大110Mbpsとなる。
基地局数は2局で、1局の増設計画があるという。
サービス対象区域は新潟県長岡市の一部で、サービス提供開始予定時期は2017年7月としている。
サービス内容は自治体向けサービスが子育ての駅や災害時に避難所となる小中学校における無料の無線LANスポット、有線回線を敷設できない環境下での監視カメラ映像伝送用バックアップ回線として活用する予定である。
一般向けサービスが地域住民向けの有料の高速無線インターネット接続サービスを提供する計画となっている。
子育ての駅は長岡市が子育て支援の一環として整備しており、対象の子育ての駅は新潟県長岡市千秋1丁目のてくてく、新潟県長岡市大手通2丁目のちびっこひろば、新潟県長岡市千歳1丁目のぐんぐんで、少なくともこれら3ヶ所をカバーするように基地局が設置されると思われる。
なお、NCTは三重県四日市市に本社を置くCCJの傘下で、新潟県長岡市に本社を置く企業である。
信越総合通信局管内ではNCTが初めて地域BWA高度化方式の無線局免許を取得した。
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