QualcommのFY2017Q4は90%減益に、Appleとの法廷闘争が影響
- 2017年11月02日
- その他モバイル端末
米国のQualcommは2017会計年度第4四半期の業績を発表した。
2017年9月30日に終了した3ヶ月間の売上高は前年同期比5%減の59億米ドル(約6,721億円)、純利益は前年同期比89%減の2億米ドル(約228億円)となった。
前年同期比で減収減益を記録したことになる。
減収減益の要因としてAppleとの法廷闘争などが影響したという。
AppleはQualcommが要求するライセンス料が不当に高額と主張し、Qualcommに対するライセンス料の支払いを停止しており、複数の国でQualcommとAppleの訴訟が繰り広げられている。
また、事業部門別の売上高も開示されている。
製品事業部門のQualcomm CDMA Technologies (QCT)が前年同期比13%増の46億5,000万米ドル(約5,297億円)、ライセンス事業部門のQualcomm Technologies Licensing (QTL)が前年同期比36%減の12億1,300万米ドル(約1,382億円)となった。
Qualcommの売上高のうち80%程度をQualcomm CDMA Technologiesが占めており、Qualcomm CDMA Technologiesの事業ではQualcomm Snapdragon (MSMxxxx)シリーズのチップセットの出荷が前年同期比4%と堅調に伸長した。
一方、Qualcomm Technologies Licensingは大幅な減収となり、やはりAppleによるライセンス料の支払い停止などが大きく影響した模様である。
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