iPhoneで中国移動のTD-SCDMAを利用禁止か
- 2018年02月18日
- Apple関連
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団:CMCG)は米国のAppleが提供するiPhoneシリーズのスマートフォンでTD-SCDMA方式による3Gサービスを利用不可とした可能性が高いことが分かった。
iOS 11.3 developer beta 1を導入するとChina Mobile Communications Groupのキャリア設定アップデートが入り、中国移動 31.0から中国移動 31.5にアップデートされる。
中国移動 31.5にアップデートされたApple iPhone SEやApple iPhone XではChina Mobile Communications Groupの3Gサービスの電波状況が良好なエリアでも3Gサービスに接続不可となる事象が確認されており、FDD-LTE方式およびTD-LTE方式による4Gサービスのエリア外であればGSM方式による2Gサービスに接続されるという。
China Mobile Communications GroupはGSM方式より先にTD-SCDMA方式を停波する見込みで、実際に中国の一部都市ではTD-SCDMA方式の停波を開始したことが確認できている。
そのため、China Mobile Communications Groupは3Gサービスの終了に向けて、キャリア設定アップデートによって意図的にTD-SCDMA方式のネットワークを検索しないよう変更し、結果としてChina Mobile Communications Groupの3Gサービスを利用不可となった可能性が有力視されている。
なお、TD-SCDMA方式で利用する周波数はTD-LTE方式への転用を加速している。
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