ベトナムの税関当局、250台以上のiPhone XS Maxを押収
- 2018年09月29日
- Apple関連
ベトナムの最大都市・ホーチミンシティにあるタンソンニャット国際空港(SGN)の税関当局はApple製のスマートフォン「Apple iPhone XS Max」を大量に押収したことがベトナムメディアの報道で分かった。
2018年9月25日の夜に税関当局が4人の米国人の携行品から大量のApple iPhone XS Maxを発見し、規制に従ってベトナム国内に持ち込めないため押収したという。
押収したApple iPhone XS Maxは250台以上で、総額で70億ベトナムドン(約3,417万円)ほどに達する。
ベトナムでは外国からスマートフォンなど携帯端末を持ち込む場合、原則としてベトナムの政府機関で電気通信分野などを管轄する情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)より品質検査を受けなければならない。
ただ、一般的な旅行の携行品として1台のみを持ち込む場合、品質検査は免除となるが、申告価額が1,000万ベトナムドン(約49,000円)を超過すれば課税対象となる。
持ち込む台数が2台以上で申告価額が2,000万ベトナムドン(約98,000円)を超過する場合、課税はもちろんのこと情報通信省より品質検査を受ける必要がある。
規制に従って納税や品質検査を行えない場合、対象の携帯端末はベトナム国内に持ち込めない。
Apple iPhone XS Maxは一次発売国・地域で2018年9月21日に発売し、二次発売国・地域で2018年9月28日に発売したが、ベトナムは一次発売国・地域や二次発売国・地域に入っておらず、正式な発売日も決まっていない。
そのため、ステータスの象徴とされる新型のiPhoneシリーズのスマートフォンは発売直後に高額で取引される。
250台以上のApple iPhone XS Maxが押収された事案では、転売目的でベトナム国内に持ち込もうとして摘発された模様である。
なお、押収されたApple iPhone XS Maxはベトナム国内への持ち込みこそ認められないが、高額な罰金を払えば他国に持ち出すことは認められるという。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。