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ASUS 30周年記念スマホASUS ZenFone 6 Edition 30 フォトレビュー



台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)はスマートフォン「ASUS ZenFone 6 Edition 30」を公開した。

ASUSTeK Computerの設立30週年を記念したスマートフォンである。

台湾の台北市で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2019 (2019年台北国際電脳展:以下、Computex 2019)にASUSTeK Computerが出展しており、ASUS ZenFone 6 Edition 30の実機が展示されていた。

ASUS ZenFone 6 Edtion 30は基本的なスペックこそ通常のASUS ZenFone 6とほぼ共通であるが、外観が異なっている。

販売台数は全世界で3,000台と限定されており、実機が展示される機会は多くないと思われるため、実機の画像を適当に掲載することにした。

通常のASUS ZenFone 6のリアパネルは艶がある仕上げとなるが、ASUS ZenFone 6 Edition 30は艶消しで指紋認証センサを中心とした同心円状のヘアライン加工のようなテクスチャが施されている。

艶消しのため指紋が目立たない点は嬉しいところである。

また、リアパネルにはASUSTeK Computerの設立30週年を記念したロゴが刻まれている。

通常のASUS ZenFone 6は最大構成でシステムメモリの容量が8GB、内蔵ストレージの容量が256GBとなるが、ASUS ZenFone 6 Edition 30はシステムメモリの容量が12GB、内蔵ストレージの容量が512GBに増強された。

参考までに、台湾の政府機関である経済部(Ministry of Economic Affairs:MOEA)が公開しているASUSTeK Computerの登記情報を参照すると、ASUSTeK Computerの設立承認日は1989年7月25日である。



ASUS ZenFone 6 Edition 30のフロント



ASUS ZenFone 6 Edition 30のリア

通常版のASUS ZenFone 6およびASUS ZenFone 6 Edition 30ともにフリップカメラの採用を大きな特徴としている。

リアとフロントでカメラを共有することで、フロントのカメラはリアのカメラと同じ画質を実現し、フリップ式によってディスプレイには切り欠き(ノッチ)が不要となる。

しかし、フリップカメラを採用したスマートフォンは過去に中国のHuawei Technologies (華為技術)などが製品化しており、フロントパネルからカメラの配置場所を排除してディスプレイの切り欠きをなくす発想も他社が先行しているため、特に新鮮味を感じることはなかった。

全体的な動作も確認したかったが、Computex 2019の会場ではカメラ機能のみを試せるように展示しており、残念ながらカメラ機能以外は試せなかった。

開発中で完成度が低いためカメラ機能以外は見せたくなかった可能性が考えられるが、これまでに展示会や発表会などで開発中と断りを添えて完成度が高くない状態でも試させてくれるメーカーは多く見てきており、店頭ではなく展示会なのだからもう少しほかの機能も試させてほしかったところである。

欧州ではComputex 2019の開幕時点でASUS ZenFone 6の販売を開始しており、普通に製品版を展示してほしかったと感じた。

自信のなさが表れているような気がしたほか、ASUSTeK Computerの姿勢には少し残念な印象を受けた。



ASUS ZenFone 6 Edition 30のフリップカメラ

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