SIMフリースマホOUKITEL C17 Proが技適通過
- 2019年09月27日
- Android関連
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明などを通過した機器の情報が更新された。
中国のShenzhen Yunji Intelligent Technology (深圳雲基智能科技)製のLTE/W-CDMA/GSM端末「C17 Pro」が2019年9月9日付けでBay Area Compliance Laboratories Corp.を通過したことが分かった。
工事設計認証番号は211-190806。
モバイルネットワークはLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/900(B8)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHzで認証を受けている。
Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。
無線LANは2.4GHz帯のみ利用可能で、規格はIEEE 802.11b/g/nに対応する。
C17 ProはOUKITEL C17 Proとして発表されている。
OUKITELはShenzhen Yunji Intelligent Technologyが所有する消費者向けブランドである。
Shenzhen Yunji Intelligent Technologyは2013年9月13日に設立された企業で、中国の広東省深圳市龍華区に本社を設置しており、OUKITELのブランドでスマートフォンを展開している。
OUKITEL C17 ProはSIMロックフリーのスマートフォンで、通信方式はLTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1900(B2/B25)/1800(B3)/ 1700(B4)/900(B8)/850(B5)/ 800(B18/B19/B20/B26)/ 700(B12/B17/B28) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/ 1700(IV)/900(VIII)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。
なお、OUKITELの公式ウェブサイトにはLTE (FDD) 700(B28) MHzはLower DuplexerのB28Aに対応すると記載されているが、日本の移動体通信事業者(MNO)が運用するLTE (FDD) 700(B28) MHzのすべての周波数範囲で認証を受けており、それはUpper DuplexerのB28Bの周波数範囲と被っている。
公式ウェブサイトの記載内容が正しくない可能性が高く、電波法の観点からも日本の移動体通信事業者が運用するLTE (FDD) 700(B28) MHzは日本国内で問題なく使えることになる。
OUKITELのブランドを冠したスマートフォンはAmazon.co.jpを通じて日本向けに販売しているため、OUKITEL C17 ProもAmazon.co.jpを通じて日本向けに販売する可能性が高いと考えられる。
なお、Bay Area Compliance Laboratories Corp.は無線設備の基準認証に関する相互承認協定(MRA)を日本と締結した米国の機関で、技術基準適合証明の事業を行う者として協定に基づき設置された合同委員会の登録を受けた登録外国適合性評価機関である。
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