HTCブランドのスマホHTC Wildfire Eを国際展開か、FCCを通過
- 2019年10月27日
- Android関連
中国のGuizhou Fortuneship Technology (貴州財富之舟科技)製のLTE/W-CDMA/GSM端末「Wildfire E」が2019年10月25日付けで連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDは2ALQJ-WILDFIREE。
モバイルネットワークはLTE (FDD) 2600(B7)/1900(B2)/ 1700(B4)/850(B5)/700(B17) MHz, W-CDMA 1900(II)/1700(IV)/850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。
Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11b/g/nに対応しており、2.4GHz帯のみ利用できる。
Wildfire EはロシアでHTC Wildfire Eとして発表されている。
台湾のHTC (宏達国際電子)が保有するHTCブランドを冠したスマートフォンである。
製造はGuizhou Fortuneship Technologyが貴州省遵義市で保有する工場において行う。
FCCではラベルに加えて、実機画像や取扱説明書なども公開されている。
取扱説明書にはHTCおよびHTC WildfireはHTCの商標であり、HTCと締結したライセンスに基づき、香港特別行政区のFortune Ship International Industrial (財富之舟國際実業)がロシア、独立国家共同体(Commonwealth of Independent States:CIS)、メキシコ、コロンビア、ペルー、チリにおいてスマートフォン分野で使用することを明記している。
すでにロシアではHTC Wildfire Eを販売しているが、ロシア以外にも独立国家共同体に含まれるアルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、モルドバ、タジキスタン、トルクメニスタン、ウクライナ、ウズベキスタン、メキシコ、コロンビア、ペルー、チリでFortune Ship International IndustrialがHTCおよびHTC Wildfireの名称を利用してスマートフォンを展開する権利を有することになる。
なお、Fortune Ship International Industrialは製造機能を有するGuizhou Fortuneship Technologyの関係会社で、国際事業を統括する役割を担うと思われる。
ロシアで発売後にFCCの認証を通過したため、ロシア以外の国々にもHTC Wildfire Eを投入して国際展開を強化する可能性が高い。
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