Vingroupが携帯電話小売から撤退へ、VinProは12月に解散
- 2019年12月19日
- 海外携帯電話
ベトナムのVingroupは携帯電話小売事業から撤退することが分かった。
Vingroupは子会社のVinpro business and trading serviceを通じてVinProの名称で携帯電話などを含めた電子機器の販売を行うが、2019年12月中にVinpro business and trading serviceを解散する。
Vingroupは2015年3月にVinProを立ち上げ、携帯電話を含めた電子機器の小売事業に参入を果たした。
2018年8月にはVienthongAとして携帯電話小売店を展開するベトナムのVien Thong A Import Export Trading Production Corporationを買収し、2018年11月にはVinpro business and trading serviceを存続会社としてVinpro business and trading serviceとVien Thong A Import Export Trading Production Corporationを合併していた。
さらに、2019年11月にはVienthongAの展開を終了してVinProに統合した。
Vingroupは子会社が展開する電子機器の小売事業を再編していたが、最終的にVinpro business and trading serviceは解散することになった。
これに先立ち、小売部門に分類されるVingroupの子会社でVinMartやVinMart+の運営を担うVincommerce General Commercial ServicesおよびVinEco Agricultural Investment Development and ProductionがベトナムのMasan Group Corporationの子会社であるMasan Consumer Holdingsと合併することを発表している。
Vingroupは合併後の新会社に資本参加するが、経営権はMasan Group Corporationが持つため、Vingroupの立場としては小売事業の経営権を失う。
なお、Vincommerce General Commercial Servicesが運営するadayroi.comに係る事業はMasan Consumer Holdingsとの合併の対象に含まず、Vingroupの子会社であるVinIDが承継する。
Vingroupは科学技術産業を新たな中核事業として成長させる方針で、小売事業はもはや優先事項ではないと判断し、小売事業から退く判断を下した。
スマートフォンを中心とした携帯電話の開発や製造を行うVinsmart research and manufactureはVingroupの科学技術産業部門を牽引する中核的な子会社として事業を強化する方針である。
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