デュアルモード5G対応のZTE Axon 10s ProとなるA2020 SPが中国の認証を通過
- 2020年01月03日
- Android関連
中国のZTE (中興通訊)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「ZTE A2020 SP」が2019年12月23日付けで中国強制認証(China Compulsory Certification:CCCまたは3C)の認証を通過したことが分かった。
機器名称は5G数字移動電話机と記載されており、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応することが分かる。
製造者はZTEであるため、ZTEが直接的に所有する広東省深圳市の工場で製造すると考えられる。
また、ZTE A2020 SPは中国強制認証を通過後の2019年12月25日には中国の政府機関で電気通信分野の規制を担う工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)の認証も通過した。
通信方式はNR (TDD) 4500(n79)/3500(n78)/2500(n41) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/900(B8)/850(B5) MHz, LTE (TDD) 2500(B41)/2300(B40)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/1700(IV)/ 900(VIII)/850(V)/800(VI) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzで認証を受けている。
NR方式はスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応したデュアルモード5Gとなる。
工業和信息化部では実機画像も公開されており、ZTE A2020 SPはZTEより正式に発表済みのZTE Axon 10s Proの型番であることが確認できる。
ZTEは詳細なスペックを公表していないが、工業和信息化部ではスペックの一部が掲載されている。
OSにはAndroid 10を採用する。
チップセットは64bit対応のQualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platformである。
CPUはオクタコアで、シングルコアの2.8GHz、トリプルコアの2.5GHz、クアッドコアの1.7GHzで構成される。
ディスプレイは約6.47インチFHD+(1080*2340)有機ELを搭載している。
カメラはリアに約4800万画素CMOSイメージセンサ、約2000万画素CMOSイメージセンサ、約800万画素CMOSイメージセンサからなるトリプルカメラ、フロントに約2000万画素CMOSイメージセンサを備える。
LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を利用できる。
システムメモリの容量は6GB、8GB、12GB、内蔵ストレージの容量は128GB、256GB、512GBを用意する。
中国で2020年第1四半期に発売することが分かっている。
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