阪神ケーブルエンジニアリングが小型基地局を準備中、ベンダはBaicellsに
- 2020年02月20日
- Regional BWA, Report
Hanshin Electric Railway (阪神電気鉄道)の完全子会社であるHanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング:HCE)は2020年度にHai connectのサービスで小型基地局を導入することが分かった。
Hanshin Cable Engineeringは2020年2月14日に開催されたケーブルテレビテクノフェア in Kansai 2020で2種類の小型基地局を展示した。
これまでにHanshin Cable Engineeringが設置した基地局のベンダは中国のHuawei Technologies (華為技術)であるが、小型基地局のベンダは中国のBaicells Technologies (北京佰才邦技術)となる。
2019年10月4日に開催されたケーブルフェスタ2019で公開された資料では公開時点で小型基地局の実験および検証を実施中で、2020年春に導入する計画と明らかにしていた。
ケーブルテレビテクノフェア in Kansai 2020では小型基地局を設置する具体的な時期は明らかにされなかったが、2020年度中には小型基地局を設置する計画と説明しており、総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)より実験試験局の無線局免許を取得して実験および検証を進めているところという。
なお、Hai connectのサービスは地域広帯域移動無線アクセスシステム(地域BWA)の制度を利用している。
通信方式は地域BWAの高度化方式としてLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式を導入しており、周波数は2.5GHz帯の20MHz幅を使用するため、事実上のLTE (TDD)方式のBand 41となる。
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